はじめに:
皆さんは掃除は好きですか?
私は嫌いです。
掃除と言うより
面倒くさいことが大嫌いです。
ただでさえ
面倒くさい掃除に取り掛かる上で、
さらにそれを億劫なものへと変える要素
があります。
掃除のモチベを下げる行為。
これをはっきりさせて、
逆に対策を取っておけば、
掃除までの壁を低くできます。
問題があれば、
その対策をしておくこと。
そうすれば、
問題はただの「タスク」となり、
手を付けやすくなります。
まずは、
モチベーションを下げる事
に着目してから対策を取る。
この順番で問題を解決しましょう。
掃除のモチベ下げるコト:
掃除道具が既に汚い
それでは早速、
掃除へのやる気を削ぐ
管理人的第1位の問題は、
「掃除用具が既に汚い」
です。
特にトイレにその傾向が強いです。
職場や何気に入ったコンビニなどで
トイレに入った時、
思わず掃除用具に目を取られる人
は意外に多いと思います。
ドロドロと汚れた掃除用具は
せっかく掃除をしようと思った人の
やる気を削ぎます。
触ることすら嫌悪感を抱く掃除用では
きっと掃除ははかどらないし、
そもそもモチベーションが著しく下がります。
なんでもそうかも知れませんが、
自分が使う道具は
「さも触りたくなる」状態
に保つことが肝要です。
もし日記を習慣化したいのであれば、
手帳は革張りのカバーを付け、
ボールペンではなく万年筆を使う等、
日記を書いていなくても、
目に入ったら思わず触りなくなる様な工夫
が必要だと思うのです。
掃除についても、
常に掃除用具をピカピカにして、
手に取りたくなる状態にしておけば、
トイレに入る度にトイレがきれいになる
という好循環を起こすことができます。
洗面台の側の、
手に取りやすい場所に、
布巾を絞った状態でおいてたら
何もお願いしていないのに
黙っていても家族が
洗面台周辺の拭き掃除に貢献してくれた。
という話もあります。
使う道具はカッコよく、
いかにも使いたくなるもので固め、
きれいに保つ。
掃除への壁が低くなること請け合いです。
収拾がつかないくらい既に汚い
部屋が既に、
何から手を付けていいか
分からないくらい汚れている。
何かと「一発」で、
問題を解決したがる人の脳にとって、
手を付けられないほど汚れた状態では、
掃除の着手は大変難しいものとなっています。
掃除を始めようと
頭では分かっていても、
手足は動かないことでしょう。
そんな時は、
二つの方法をオススメします。
◯進捗を記録する
と
◯こんまりメソッド
の二つです。
先に述べた通り、
人間の理性はせっかちな所があり、
一度で問題が片付くならそうしよう
と考えますが、
大抵の場合はうまくいきません。
なので、
シンプルな解決策として、
「だったら少しづつ変化させれば良いじゃない」
という方法がとても有効なのです。
少しづつ進めて、
それをちゃんと記録しておく。
人は「成長」や「成果」を好むので
この少しづつが逆に効果を発揮し始め、
毎日ちょっとづつ好ましい環境に
変化してくのが楽しくなります。
これは「成長の螺旋階段」とも呼ばれる
先延ばし対策のためのメソッド
でもありますが、
まさに掃除なんていうのは
先延ばしした事の代表者
とも呼べるものなので、
このやり方で解決の可能性は高まります。
2つ目の解決策は
こんまり流の片付けメソッド
です。
片付けコンサルタント近藤麻理恵さん。
著書『片付けの魔法』は
世界中でベストセラーです。
当人は、
世界で最も影響を力のある100人
にも選出されています。
こんまりメソッドでは、
物と決別するため、
服や写真などを実際に手に取って
『ときめく物』以外は片を付ける。
という方法を取ります。
一度ときめく物だけで部屋を固めると
その後はリバウンドしない。
がこんまりメソッドのウリなのですが、
コツはこの片付けメソッドを
人生で一度だけ、
本気で物と向き合う
という事をします。
これは有給を取って仕事を休んででも、
数日をかけて本気で行います。
一気に片付け、
その後はときめく物だけが残る。
一度きらめくもので一杯になった部屋は、
邪魔な物の存在を許しません。
大変な作業に聞こえますが
実践してみると、
どんどん片付く部屋に自分で驚きつつ
片付けにもどんどん没頭していきます。
物が少ないと汚れは目立つので、
きれいな部屋を維持できますし、
物が溢れ出ることも無くなるのです。
この2つのメソッドで、
部屋を取り敢えずリセットしましょう!
手放す事は基本快感だと知らない
最後は掃除への考え方についてです。
掃除が苦手な人は
そもそも物を減らすことが
快感なのを知らないかも知れません。
手元から何かを失うことは
一方ではどこか「恐ろしい」ことです。
生き物全ての脳内では、
失う怖さは得る喜びの2倍に感じる
と言われており、
人は一旦手にした物を、
手放さないようにそもそもできています。
レジ袋を持参すれば特典が付く。
と聞いても人は動きませんでしたが、
レジ袋が有料になる。
と聞いたとたんにマイバックが流行。
この現実を見ると、
脳がどれだけ失う痛みに敏感か
を理解しやすいです。
そこで。と考えるのです。
では手放すことを率先してやれば、
それは周りができない事を自分はできる
という意味に捉え直す事ができます。
周りの人や嫌いな上司ができない事を
自分はする事ができる。
と考えるなら、
物を手放すことも怖くなくなります。
周りの皆んなができる事を
自分が頭一つ飛び抜けようと思うなら
そこには多大な努力や競争が必要ですが、
周りができない事を実行できるなら
実行する「だけ」で、
相対的に上に行けてしまいます。
これは何より爽快な事であり、
快感な体験です。
部屋が実際に片付いて、
キレイになっていく。
のも快感ではあるものの、
さらに、
「人には出来ない事をやってのけている」
という自己効力感の向上こそが、
片付けの醍醐味だと私は感じています。
何十年も使われていない物が、
それこそ何十年とそこに置いたまま。
長く起きすぎた物たちは、
その空間に溶け込んでしまい、
それが邪魔な物であると
認識すらできなくなります。
そうなる前に、
そうなってしまっている今だからこそ、
片付けに着手してみましょう。
おわりに:
掃除や片付けが大嫌いだった
自称ズボラ凡人の私ですが、
色々と工夫を重ねる内、
今では掃除大好き人間に変わりました。
コツは、
時間をかけないこと
です。
機械に頼って代わりにやってもらう。
残った場所をさっと、
あっという間に終わらせる。
「これだけでいいのか」
と脳に思わせれば、
部屋はどんどん片付いていきます。
掃除に着手するまでの
壁となる物をはっきりと認識することで
掃除は、
面倒くさい事から大好きな事にまで昇華
することができる様です。
皆様の御健闘をお祈りします。
大樋町
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