はじめに:
誰しも失敗はしたくないものです。
好き好んで失敗を選ぶ人はいないと思います。
だからと言って、
失敗を自分の任意で、
人生から切り離すこともできません。
ありていに人は言います。
『失敗から学ぶことは多い。
失敗なくして成功なしだ。』
確かに一理ありです。
失敗を恐れて挑戦を止めることもまた、
人生ではなるべく取りたくない選択肢です。
失敗は嫌だけど、挑戦も続けたい。
なんとも私はワガママのようです。汗。
だからこそ、
『どうせ失敗するならこう考えればいいじゃない』
と腹に落ちた考え方も学びました。
『人生とは、
失敗を成功に繋げた体験を
どれだけ多く積めたかにかかっている』
という考え方です。
今の人生は、
あの時の失敗があったからこそだ。
と思えるように毎日を生きる。
意識高い系の言葉は嫌煙されがちですが、
私はこの失敗の捉え方にとても助けられました。
以下には、
あの時の失敗があったからこそ、
今のこの自分がある。
と思える失敗例を記載してみました。
自分への戒めと激励の意味を含めて、
今日までに体験できた失敗を
アウトプットします。
失敗して良かったこと:
喫煙
20年間以上にわたりタバコを吸っていました。
タバコの誘惑に屈してしまったのは
ある意味で失敗と言えるかも知れません。
初めて吸ってみるかと聞かれたあの時、
興味のむくまま一本目に手を出してしまい、
その後の20年以上の健康を失いました。
しかし、
禁煙した今だからこそ、
喫煙の失敗から学ぶことも多いです。
まずは
自分にも禁煙することができたということ。
禁煙の難易度は、
ドラッグを止める事
にも匹敵すると言われており、
図らずも自分の意志の強さを客観視できました。
今までは「私には大それたことかな?」
と気が引けていた事も、
禁煙できたんだからと、
強気に挑戦できたこともしばしば。
禁煙前より、
ほんの少しだけ強い自分に出会えたのは良かったです。
そして何より
健康に気を『使えるようになった』ことです。
喫煙しているからと言って、
喫煙者が、
健康に関心が無いわけではありません。
私も、
タバコは止められないのに、
ジムに行ってみたり、
健康飲料を飲んでみたり、
野菜の量を増やしてみたりと
色々やりました。
しかし、
いろいろ健康法を試したり、試そうとしても、
『たばこを吸って相殺されちゃうから意味ないよな』
と二の足を踏んだり、止めてしまうのです。
周りの友人に、
最近こんな健康法を始めたんだ。
と話をすれば、さかさず
タバコを止めればいいじゃん。
と一蹴されていました。確かに。
そんなわけで、
晴れて禁煙できた今では、
思う存分健康に気を使える様になりました。
堰を切ったように、
色々な健康法を試しています。
とても楽しいです。
禁煙を成功させたからこそ、
各健康法に、
並々ならぬ憧れややりがいを感じるのだと思います。
ストレスが原因で顔面麻痺と突発性難聴を発症
病気が失敗かと聞かれると
ちょっと違う気もしますが、
発症の原因がストレスだったので、
その環境から早く抜け出さなかったのは、
やはり失敗だったのだと思います。
突発性難聴はその名のとおり、
突然耳鳴りがし出して、
耳が聞こえなくなります。
顔面麻痺は、
顔の神経が死んでしまい、
顔が動かなくなります。
味覚も無くなってしまいます。
顔が明らかに歪んでしまう人もいます。
突発性難聴は
芸能人の浜崎あゆみさんや、
KinKi Kidsの堂本剛さんが発症し、
顔面麻痺は、
Mr.マリックさんや松居一代さんらが発症し、
ワイドショーなどを通して
ご存知の方もいるかも知れません。
私の場合は
どちらの病気も片側だけだったのですが、
仕事中に発症し、
耳や顔がおかしいなぁと思いながらも
その日は定時まで仕事をして、
翌日に耳鼻科に駆け込みました。
原因はストレス。
医者からは、
ドラマの治療時によく聞くとおり、
原因を取り除く事
と注意を促されました。
突発性難聴は、
いち早く病院へ行き、
処理が早いほど、
治療の効果は高いそうです。
耳が聞こえず、顔も動かないのに
早退すらしなかった自分ですが、
ひょっとしたらその時の環境が、
病欠すら許さない、
ブラックな環境だったのかも知れません。
病気を機に即退職しました。
悪く言うつもりは無いのですが、
当時の職場には二度と戻りたく無いです。
幸い私は完全に聴力を失う事もなく、
リハビリの甲斐もあり、
顔はある程度元に戻って、
日常生活に戻る事が出来ました。
身体は『全て』の資本だと思います。
健康な体を犠牲にして得られるものに、
どれほどの価値があるでしょうか。
大きな病気を経験すると、
一瞬でいとも簡単に、
今の健康を損なう恐ろしさを知ります。
いかに日頃の健康への心掛けが大事か、
身に染みて感じることができました。
更に、
『自分の身を守るために、行動を起こして変わる』
ことの大事さも痛感できました。
身体を壊すと、
ハッキリ言って何もやる気がしません。
仕事ややるべき事が頭に浮かぶ前に、
『今日も駄目だ』がスタートになってしまいます。
環境が変わるのは恐ろしいものです。
自分が苦境に立たされていても
中々動けない人の事を
痛いほど理解しました。
折れてしまうと人は中々立ち直れません。
折れる寸前でもいいから、
何とか『変わる』事が肝要だと思います。
スピリチュアルにどっぷり沼落ち
今でこそ実用書や学術書など、
科学的調査が強みの知識を信じていますが、
一時期、引き寄せの法則をはじめ、
マーフィーの方則、占い、風水などのスピリチュアルに、
どっぷりとハマり込んだ時期がありました。
かなりの時間とお金を注ぎ込んだと思います。
特に、
引き寄せの法則と六星占術には
全幅の信頼を寄せていたので、
勉強に勉強を重ね、
関連本は貪るように買い漁りました。
時間があれば
「大殺界だの、気分をアンテナにだの」
と没頭し、周りにも吹聴していました。
当初は気が晴れた様に思えましたが、
無理矢理信じ込もうとする
矛盾した自分もいたので、
今思い出すと痛々しい黒歴史です。
スピリチュアルを
真っ向から否定することはしませんが、
私の人生はそれを信じたところで、
何も変わらなかったという現実もまた
変えようがありません。
だからこそ、
科学的に根拠のある方法や手法は、
結果という形で私を納得させてくれました。
良い習慣を続ける方法や、
悪い習慣を断つ方法、
やるべき事の先送りを避ける方法等
『確かに以前の自分とは違うよな』
と思わせてくれる体験をもたらしてくれました。
スピリチュアルに頼っていた時とは随分と違います。
その自覚があるからこそ、
これからも科学を信じようと決心できまた。
とは言え科学が全てでも無いです。
初詣のおみくじは今でも好きですし、
遊びで相性占いをする事にさほど抵抗もありません。
それでも、スピリチュアル要素と絡む事は、
今後の人生では無さそうです。
おわりに:
失敗してもそこで終わらない。
その失敗を成功にどれだけ繋げられたか?
常にこれを忘れずに過ごしています。
今の人生はあの時の失敗があったからこそ。
そう思えるなら、
別にこじつけでもいいと思います。
自分で納得できるなら、
失敗を成功にこじつける方が、
失敗から逃げたり、変に言い訳するより
よほどマシではないでしょうか。
新入社員の気持ちを忘れず、
どんどん失敗して、
どんどん成長してしましょう!
大樋町
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