第298回:ストップ・オーバーシンクから学ぶ 🧠💭

読んだ本

第297回:ストップ・オーバーシンクから学ぶ 🧠💭

― 考えすぎを止め、心を軽くする科学的メソッド ―

はじめに ✍️

本書の著者は、行動心理学者の
ニック・トレントン 氏です。

本書『ストップ・オーバーシンク』は、
タイトルのとおり**「考えすぎを止めること」**を目的とし、そのためのノウハウがぎっしり詰まった一冊です。

習得すれば一生モノの武器になることをモットーとしたベストセラーで、
※この記事執筆時点で150万部突破という実績も納得の内容です。

著者はこう語ります。

「ストレスそのものは敵ではない。
本当に問題なのは、ストレスが頭の中で反芻し、消えなくなることだ」

読者の皆さまも、自分なりの
「ストレス発散方法」
をすでにお持ちかもしれません。

今回はそれらにプラスしても違和感のない
**科学的に裏付けられた“考えすぎを止める方法”**を紹介します。


仕事に行けば抱えきれない業務。
問題もタスクも山積み。
子どもはまだ手がかかり、
家電の調子もなぜか悪い。
さらに妻からは
「今夜、大事な話がある」
と、半ば脅迫めいた一言まで……。

ストレスを完全に切り取ることは不可能です。
大切なのは、どう向き合うか

考えすぎをどう解釈し、
どう扱えばいいのか。

情報過多の社会に生きる私たちにとって、
オーバーシンキングを止める技術は、もはや必須スキルなのかもしれません。

本書は文章がとてもシンプルで、
さっくり読める一方、
記憶に残りやすいという特徴があります。

ここからは、本書から学び、
実際に試して効果を感じた方法をアウトプットしていきます。


学んだこと①:54321思考 🖐️👂👃👅👀

まず紹介するのは、
パニック障害や強迫性障害の治療現場でも使われる
セラピー由来のメソッドです。

54321思考とは?

人間の五感を使って、
暴走する思考を「今ここ」に引き戻す方法です。

心理的な不調を抱える方にも
高い効果が認められているため、
健常者にも非常に有効だとされています。

実践手順(思考が止まらない時に)

① 視覚:5つの「見えるもの」
周囲にある物を5つ見つけ、
心の中で言葉にします。
(机・本・水・窓・テレビなど何でもOK)

② 触覚:4つの「触れる感覚」
服の感触、肌、ペン、紙など
手で感じるものに意識を向けます。

③ 聴覚:3つの「聞こえる音」
風の音、時計の音、
自分の鼓動でも構いません。

④ 嗅覚:2つの「香り」
服、本、空気の匂いなど、
意外と香りは身近にあります。

⑤ 味覚:1つの「味」
口の中に残る
コーヒーや歯磨き粉の味に注目してみましょう。

この5ステップを通じて、
心が静まっていく感覚を得られるはずです。

負の感情に飲み込まれそうな時、
ぜひ試してみてください。
何事も実践あるのみです。


学んだこと②:タイムマネジメント ⏰

大学生を対象にした実験では、
膨大な課題を与えられた学生のうち、
タイムマネジメントを学んだグループは
ストレスが有意に減少
したと報告されています。

考えすぎる人、完璧主義の人ほど、
「すべて終わるまで休んではいけない」
と考えがちです。

しかし、そんな人に
「リラックスしよう」「瞑想しよう」
と勧めても、逆効果になることがあります。

本質は「優先順位」

著者は言います。
タイムマネジメントを突き詰めると、
行き着く先はただ一つ。

優先順位

優先順位を明確にすることで、
余計な思考を減らし、
ポジティブな時間を増やす環境を作れます。


おすすめ:5ステップ・タイムスケジュール 📋

  1. 自分の価値観を見つめ直し、3つに絞る

  2. 1週間、注意が向いた対象を記録する

  3. 不要な注意を引くものと距離を取る

  4. 本当にやりたいことを予定に入れる

  5. そのスケジュールをテストする

哲学の「オッカムの剃刀」では、
「答えはシンプルなほど正しい」
と言われます。

この方法も驚くほどシンプルです。
だからこそ、続けやすく、成果が出やすい
ぜひ一度、試してみてください。


学んだこと③:SMART目標設定 🎯

新しいことに挑戦するとき、
人の脳は必ずストレスを感じます。

そこで有効なのが、
SMART目標です。

SMARTとは?

  • S:Specific(具体的)

  • M:Measurable(測定可能)

  • A:Attainable(達成可能)

  • R:Relevant(価値観と関連)

  • T:Time-bound(期限がある)

この5つを満たす目標は、
考えすぎを防ぎ、行動を促します。

「ダイエットする」「英語を勉強する」
では不十分です。

  • 月水金は英語教室に通う

  • 週4日は夕食を魚料理にする

など、具体化・数値化・現実化が重要です。


おわりに 🌱

反芻思考そのものが、
大きなストレスになります。

私自身、かつて
絶望的な気分で目覚める
いわゆる「朝ネガ」に悩まされていました。
今思えば、あれも反芻思考だったのでしょう。

最後に、心に留めておきたい言葉を。

「コントロールできないものではなく、
コントロールできるものに集中する」

人生には、
どうにもならない問題が山ほどあります。

大きな岩を動かそうとしても、
びくともしません。

しかし、視点を変えれば
近くにショベルカーがあるかもしれない。
仲間が集まる可能性だってあります。

行動を伴わない
ただの反芻思考ではないか?
そう自分に問いかけることも、大切です。

考えすぎに襲われそうになったら、
ぜひ今回紹介したメソッドを
試してみてください。

大樋町

大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw
目指せ実用書知識のウィキペディア!(暴言)

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