はじめに:
切手や記念硬貨、
トレーディングカードにフィギュア、
骨董品、宝石、古着、
はたまた、
高級時計や、車、ミニカーまで。
収集コレクションの幅は広く、
これらを趣味とする人は
ひょっとしたら多いかも知れません。
管理人もほんの一昔前まで、
チョコエッグに代表される
「おまけ付きのお菓子」や、
ガチャガチャ、
スターウォーズのフィギュア、
ごひいきアーティストのCDやグッズなどを
せっせとコレクションしてお金を注ぎ込み、
そしてタンスの肥やしにしていました。笑
しかし、
コレクションに精を出していたのは、
2年ほど前の話までで、
今はどのコレクションも
全て手放してしまいました。
ミニマリストさんが書いた本の
「博物館を作る気が無いなら手放す」
との内容に感銘を受け決断した次第です。
後悔は一切なく、
心はスッキリ晴れ晴れ。
これから先、
コレクションアイテム
にお金を注ぎ込む事はないでしょう。
とは言え、
その境地に至るまでには、
様々に思考することも多かったです。
つきましては、色々と思う所もあるので、
この際の思考をアウトプットしてみます。
どうぞ少しだけお付き合いください。
コレクションやめた理由:
買う時がピークだった
欲しいだけの物と必要な物
は区別すべきである。
これは心理学でも言われている、
物を購入する際の注意事項です。
コレクションは、
欲しかったおもちゃを見つけた時や、
レアをゲットした時に、
一瞬テンションは上がるものの、
そこがピークです。
私の場合、
購入した後はタンスの肥やしで、
せっかく買った物なのに、
飾ることすらしませんでした。
所有できればそれでオッケー。
果たしてそこに「意味」はあるのか。
いまだ明確な答えはありませんが、
買えた満足感と同時に、
後悔の念
も少なからずあった事は確かです。
ガチャガチャに使う百円程度の小銭は、
大人にとって、
そこまで抵抗がある金額ではありません。
子供の頃にできなかった「大人買い」を
我慢する必要もないです。
昨今では、
『大人用のガチャガチャコーナー』
があるくらいですから、
おもちゃの大人買いに賛同する人は、
意外にも多いと思います。
読者様の中にも、
子供の頃、喉から手が出るほど欲しかった
あの憧れのおもちゃを、
大人になってから手に入れた人も
いることと思います。
私も当初はその快感に酔いしれ、
ここぞとばかりに、
目に付いたガチャガチャを
レアが出るまで回し続けるという
陽気でほんのちょっと退廃的な日々を
楽しく送っていました。
楽しいならそれでいいじゃないか。
とも思ったのですが、
購入した物に愛着が湧くならまだしも、
手に入れた瞬間に、
まだ手に入っていない物に目が向いたり、
ガチャガチャのシリーズを
コンプリートしたいためだけに、
「かぶったおもちゃ」が延々と増えていく。
お金がどんどん吸い込まれていく。
という事実に段々と嫌気もしてきました。
所持していることに慣れてしまい、
その内飽きてしまうのなら、
それは買った物に対しても失礼な気がします。
これから先の人生で、
コンプリートしたいだけ
という理由でガチャガチャを回すこと
はもうないでしょう。
シンプルに物としての管理が面倒
当然ながら、
物が増えれば
「片付け」の不安も増加します。
心理学の世界で、
得る時の喜びより、
失う痛みの方が強い。
という説はあまりに有名で、
人は手に入れたものを、
手放すのがとにかく苦手です。
よって、意識しないと、
物はどんどんと増えていきます。
コレクションの場合、
全文章で見たとおり、
それこそ「必要のない物」が
知らず知らずに場所を奪っていきます。
小さく細かなおもちゃなら、
そこまで場所は取らないだろう。
と思われがちですが、
私の場合、
気づいたら段ボール数箱
にまでその数は膨らんでいました。
本人は全く意識や気をかけず、
いつの間にか溜まったいました。
管理人の知人には、
ミニカーを熱心にコレクション
している人がいますが、
もう何台あるか数えるのは止めた
というくらい大量に所持しており、
自分が好きな車がどこにあるのかすら
把握できない様子でした。
流石にこれには、
「持ってる意味あるの?」
と心の中でツッコミを入れたくなりました。
一人を槍玉に上げるのは
好みではありませんが、
自分も周りにこう見られているのか
と思うと、
コレクションにさほど魅力も
感じなくなりました。
物が増えれば、
捨てるのもまた面倒なのが世の常。
これもまた厄介で、
なまじ自分が好きだったコレクションたち
なだけに、
捨てるに捨てられない現象
にも一苦労しました。
人形やぬいぐるみ、
フィギュアなどを捨てると
罪悪感が大きい。
という独特の感情に
対処せねばなりませんでした。
こんまりさんの教えるテクニックに
ぬいぐるみに目隠しをしたり
顔を隠してあげると手放しやすい
という物がありますが、
こういったテクニックを使わないと、
捨てるに捨てられない物
といのはとても厄介です。
場所も取る、
捨てるのも大変、
コレクションを止めれば、
すべて解決です。
グッズが無くてもファンはファン
ごひいきアイドルや
好きなスポーツ選手を応援する。
という意味で、
グッズを大量に買ったり、
身に付けたり着ているアイテムを
同じものにするなど、
「推し活」に精を出す人も多いです。
好きなアーティストに
いつでもアクセスできるCDやDVDも
ファンには欠かせない物かもしれません。
以前、ケツメイシのファンだった管理人は
CDがリリースされるたびに、
予約してまでゲットしていました。笑
しかしここでも思うのです。
何年も前に購入し、
一度しか見た事の無いdvd、
やたら大きくネームがプリントしてあり、
普段使いできない服や装飾品など、
ずっと使わないまま片付けてある
2度と手を触れる事はないであろう
ファングッズを見る度に、
懐かしさもさることながら、
罪悪感もまた湧き出て来るのです。
放置されたグッズは、
ファンだっただけに、
なんだか切ない思いであったり、
申し訳ないという思いであったり、
所有していなければ感じずにすむ
ネガティブな感情を掻き立ててしまいます。
ファングッズを持っていなくたって、
ファンはファンです。
これは間違いないです。
好きなものは好き。
この思いを
必ず物を買うことで表現する必要は無い
と管理人は思うのです。
今は音楽を聴くにしても
動画を見るにしても、
サブスクサービスが充実しているので
CDやDVD、グッズを揃えなくても、
推し活に勤しめますので、
無理なグッズ購入は避ける
が今の管理人のやり方です。
おわりに:
今まで熱心に取り集めたアイテムを
一気に手放すのは
とても難しいことです。
まだ集めたアイテムが少ない内に、
(ミニカーを4000台集める前に)
手をつけられて、
自分はラッキーだったかもしれません。
手放したくない物も
たくさんありましたが、
いざ手放してしまうと、
驚くほどの開放感がありました。
もうこれからは、
並んでファングッズを買う必要もなく、
そうまでして買ったグッズが
タンスに埋もれる罪悪感を
感じずに済みます。
何よりお金も減りません。
この開放感を、
ぜひ味わってみてほしいです。
大樋町
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