第191回:YOUR TIMEから学ぶ

読んだ本

はじめに:

計画通りにことが運ばない。
時間の見積もりが甘く、
期間内に仕事が終わらない。
いつも遅刻する。
いつも到着が早すぎて時間を
時間を無駄にする。

管理人は、
時間の過ごし方に関する悩みに
事欠いた事がありません。
そんな時に出会ったのがこの本です。

そもそも、
人間には時間を感じる器官は存在せず、
個人で時間の認識の仕方が違う以上、
従来の時間術で、
仕事の効率が上がることはない
という衝撃的な事実を、
科学的根拠と実験結果も持って
分かりやすく説明してくれます。

もちろん、
真に私たちに必要な時間術
もたくさん紹介されています。
生きがいや得意なスキル
に目をむけ、
退屈にも意味を見出すなど、
時間には一見関係無さそうな概念
も真に効果のある時間術には
必要なことのようです。

それでは、
学んだことをアウトプットします。

学んだ事:

時間管理術が効かない理由

トンネリング

いきなり今回の記事のハイライトです。
目から鱗が落ちまくりの概念、
トンネリング
について説明します。

なんと!
時間術を使って、
「効率を求めるほど判断力が低下する」
という研究結果があるのです。

さらに、
「時間効率を上げようとするほど
創造力が低下する」
という結果まであります。

これらの現象を「トンネリング」
と呼びます。

例えば仕事中
1日の始めにメールボックスを開いてしまい、
受信メールを無くすことに時間を取られ、
気づいたら一日は終わりで、
自分のやりたかった仕事には
一切手をつけられなかった。
なんて経験は誰にもあるはずです。
いくつもの会議に追われる日ほど、
その日に残せた結果は
微々たるものだったりします。

短い時間に、
タスクを詰め込みすぎると、
手軽な作業だけで満足してしまい、
重要なタスクを後回しにしてしまいます。

効率を求め、
時間の費用対効果を
求めるほどに効率は下がる。
言われてみれば、
毎日のように体験していることでした。

また、
人間の脳には、
デフォルトモードネットワークなる、
「ぼーっとするからこそ得られる
脳内の情報交換」効果があります。

探し物を止めた時、
はたと置き場所を思い出したり、
お風呂でリラックスしている時、
問題の解決策が思いついたりする
あの効果です。

集中すると、
脳内では「一点」に血液が集まり、
部分での作業が行われるのに対し、
ぼーっとしている時は、
エンジンで例えるところのアイドリング状態。
ガソリンがエンジン全体に染み込み
後はピストンが爆発するのを待つばかり。
かのように、
デフォルトモードネットワークでは、
脳全体に血液が行き渡り、
脳全体を使っている状態になります。
ぼーっとしている時ほど
脳はカロリーをたくさん使っている。
とは驚きですが、
脳全体を使うわけですから、
創造力は集中時よりも、
かなりアップしているのは明確。
効率を求めて、
忙しさに振り回されると、
脳は全体を使うことはできず、
結果、創造力を失ってしまうのです。

時間制限の罠

さらに、
時間術が効かない理由、
驚きの事実第二弾は、
「時間制限を受けると、
大事じゃないことも大事に思える」
です。

・後三日で完了しなければいけない。
・何日までという締め切りがある。

など時間の制限がされるだけで、
それぞれの物事が大事に思えてしまい、
時間制限を優先してしまうこで、
本当に大事な物が何か?
を見失ってしまいます。

仕事で燃え尽きてしまう人などは
この概念に溺れている傾向があるとか。

仕事の締切りに焦るばかりで、
家族のことはお座なりであったり、
レポート提出に焦るばかりに、
友人や恋人との関係を疎かにしてしまったり、
我が身にとって、
本当に大事なものを見失ってしまうのです。

それは人間関係や物事もそうですが、
肝心な
「時間の使い方」
についても当てはまります。
締切りを優先するあまり、また、
締切りを意識してしまうだけに、
重要度の低い仕事を優先し、
重要度の高い仕事を後回しにしてしまいます。

予期と想起が重要ポイント

人類は、
使えない時間術を使っていくしかないのか?
もちろん解決策はたくさんあり、
私達が真に頼るべきメソッドも
たくさん存在します。

その方法の一つで、特筆すべきは、
私達が時間術を有効に使うためには、
「個人の差」を考慮する必要がある。
という事実です。

そうなんです。
世に出回る時間術は、
個人による差が考慮されおらず、
さらに、
時間術が自分に合っていないと、
その効果は発揮されないのです。

ということで。
本書では自分の時間感覚を
8種類で区別しており、
まずは、
「自分の時間感覚」
を把握するのが第一歩です。

予期
まずは、
予期が濃い人と薄い人、
予期が多い人と少ない人です。

予期とは言葉通り、
未来を認識することです。

予期が薄いとは、
未来の自分がまるで他人
のように感じてしまう人です。

未来の自分が別人なので、
今やらなければならない事を、
未来の自分がしてくれる。
などと錯覚してしまいます。

今の延長線に未来の自分がいるので
今面倒くさいなら、
未来の自分もそう感じるはず。
そこを認識できず、
未来の自分はスーパーマンのように、
なんでも今の自分の代わりに
片付けてくれる。
と間違った解釈をします。

また、
未来の自分が別人なので、
太った自分を予期できず、
暴食に走ったり、
健康な自分が予期できず、
タバコを止められなかったりします。

予期が濃いとはその逆。
はっきりと未来の自分を
意識できるだけに、
人生の喜びを失ってしまいがちです。
まるで機械のように、
淡々とした毎日は、
時間を計画的に使えているようで、
精神的には追い詰めてしまうものなのです。

予期が多いとは、
実際にはそうでもないのに
「やるべきことがたくさんある」
と脳が誤認すること。

常にセカセカと焦っている人は、
予期が多い人です。
彼らは、
たくさんタスクをこなしはしますが、
手頃な仕事に手をつけてしまい、
重要なタスクを後回しにしてしまいがち
だそうです。

最後に予期が少ない人。
これはやるべき事があるのに
着手しようとしない「無気力」
に陥りがち。
と著者は説明しています。

想起
対して、
過去に対する認知の状態を
想起が正しい、誤っている
想起が肯定的、否定的
と4つに区別することができます。

想起が肯定的で正しい人は
自信家が多く、俺俺主義。
想起が肯定的で誤っている人は
楽天家で何とかなるだろうがそうならない人。
想起が否定的で正しい人は
怖がりで、大事なタスクに着手できません。
想起が否定的で間違っている人は
無気力で何事にも無関心な人です。

いづれも対処法がありますが、
このブログでは、
管理人のタイプ、
想起が否定的すぎる人
に対する解決テクニックを下記で
アウトプットしています。

おすすめメソッド

タイムボクシング

タイムボクシングは、
予期が薄い人向けのテクニックで、
未来の自分が、
今の自分とかけ離れていて
他人に感じてしまう人には
うってつけの解決方法です。

未来の自分が他人だと、
暴飲暴食に走ってしまったり、
逆に未来の自分を神格化して、
今面倒くさくても、
未来の自分なら大丈夫だ!
と問題や仕事を先送りしてしまいます。
それに伴い時間の使い方も
めちゃくちゃになりがちです。

タイムボクシングを続けると、
未来の自分が今の自分と重なるので、
後回しにしていたタスクや
本当に必要なタスクが何か?
に気づく事ができるようになります。

意味の理解として、
名前にある「ボクシング」とは
闘拳のことではなく、
「ボックス(箱)化する」
という意味です。
スケジュールをカレンダーに記載して
時間を管理する人が多いですが、
タイムボクシングも、
自分のスケジュールを箱化して管理します。
それではやり方です。

①まず自分の達成したいタスクを見つける
これはなるべく、
厄介で長期的な計画
であるほどタイムボクシング向け
だと言われています。
例:本を書いて出版する等

②目標を設定する
次は目標を明確に設定します。

目標の基準は
量でも時間でも結構です。
ただし、
読書を1時間する
運動を15分する
など具体的で明確な基準を設定しましょう。

タイムボクシングでは、
この量や時間を達成したら、
強制終了させるのがコツです。
例:1000文字、文章を書く

③日常をボクシングして目標を入れ込む
次は日常をボクシングして、
先に作った目標を入れ込んでいきます。

一日のうち、
これだけは外せない!というものから
ボクシングします。

管理人の場合、
睡眠7時間
Netflix2時間
読書1時間
などは絶対に外せません。

これらを一日の24時間から差し引き、
ボクシングしたタスクを入れ込むと、
管理人の場合、
平日は1時間程度
休日は3.5時間程度
がタスクを実施できる時間である
と判明しました。

④確認作業
確認作業も欠かせません。
ボクシングしたスケジュールを
日々こなし、

もし達成できなかったら
翌日にボックスを組み入れる
など工夫をしてみましょう。

タイムボクシングは、
長期的に計画を遂行するために
とても有効ですが、
「即効性」もあると言わています。
タスクや日常を
ボクシングしていると、
作業興奮の効果も手伝ってくれて、
他人だった未来の自分が、
より近くに感じることができます。

計画的アリバイ

二番目のメソッドは、
予期が肯定的で多い人
向けの解決方法です。

予期が肯定的かつ多い人は、
時間の管理術が上手な反面、
自分の人生を楽しむことが苦手です。
まじめな日本人には、
このタイプは特に多いのではないでしょうか。

自分の「時間間隔」タイプは、
本書を読んで把握してもらうとして、
万人に必要な方法だと思いますので、
ここでアウトプットします。

仕事面や地域社会への貢献度だけが
うまくいっていても、
時間管理が成功しているとは言えません。
私事にも、もっと目を向け、
充実したオフを過ごし、
ストレスフリーな人生を送る事こそ、
時間管理の成功
と言えるのではないでしょうか。
この計画的アリバイは、
オフを楽しめない方に、
『半強制的』に楽しみを享受してもらう
ための強力なメソッドです。笑

方法は簡単で、例えば
アマゾンの欲しいものリストの中で、
割引されている物を見つけたら買う
であったり、
目標を達成したら、休暇を取る。
など、

高い努力コストを投下した後、
自分に贅沢を許す
金銭コストがかからない状況を見つけて
贅沢を許す
ことを目指します。

この方法が有効なのは、
「理由があるのだから、
生産的でない行動を取ってもしょうがない」
と自分に言い聞かせて、
贅沢を自分に許すことができるからです。

真面目一辺倒な人生では、
人は参ってしまうもの。
たまには贅沢を
自分に許してみましょう。

否定的想起改善エクササイズ

名前通り、
何かをなそうとする時
計画を立てる時などに
否定的になりがちな方は、
このエクササイズが断然おすすめです。

1タスクを分解する
前記した「本を書く」を例にすると
資料を集める、内容をまとめる、記事を書きはじめる
など、細かな作業に分解します。
できれば30秒から120秒以内で
着手できるくらい細かくすると良いようです。

2予想される難易度・期待度の点数を決める
次に予想される難易度と期待度で
点数を付けます。
最大限に難しいを100
とても簡単であるなら0
として主観的に点数を付けてみましょう。

3実際の難易度・期待度を付ける
最後に予想に対し、
現実を通して感じた難易度と期待度
を点数にします。

ポイントは、
必ず「書くこと」です。

頭の中で想像するだけでなく、
書き出すことで、
タスクの難易度を客観視できます。
実際には想像の難易度より、
現実の難易度は低いのが世の常。

エクササイズを続けると、
否定的な想起が是正されていきます。

SSCエクササイズ

予期が多い人のためのエクササイズです。
何かを成し遂げたいのに、
頭の中に、
次から次へとタスクが浮かび上がってしまう。
といった、
忙しさを自分で作ってしまう人向けです。

1やるべきタスクをリストアップします

2次にそれらタスクに4つの角度か質問をします
・社会的視点
 家族や友人、職場の人間などに喜ばれることか?
・時間的視点
 もし家族が入院し、
 一日2、3時間の看病が必要な状況でも
 このタスクをするか?
・自己視点
 もし自分が億万長者でもするか?
・他人視点
 信頼できる同僚が「代わりにやってあげるよ」と
 提案してきたらタスクを渡すか?
の4つです。

3以上を繰り返し、
タスクの優先順位を決めたり、
必要なら他人に託す。

方法は簡単なれど、
慣れてくると自然に
タスクの重要度を推し量れるようになり、
タスク管理にも長けることができます。

実際、
自分に任された仕事のほとんどは
他人でもできる仕事だったりします。
人によっては、
このエクササイズを通じ、
雑務の半分近くをカットできた人
もいたようです。

本来は不要な仕事
に時間を費やしている人には
うってつけのエクササイズです。

おわりに:

今までとは全く違った視点から
時間に対するノウハウが書かれた本書。
その中でも、
私が特に知見を得た内容を
アウトプットしてみました。

予期と想起、
読めば読むほど奥が深く、
ためになります。

これからの人生で間違いなく、
「基準」となる時間への考え方
を自分の中に作ることができます。
是非是非手に取ってほしいです。

大樋町

管理人
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大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw

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