はじめに
私はやたらと
楽しみを先延ばしにする
性格の様です。
美味しいものは
最後に食べるは当たり前。
ネットフリックスで
一番面白そうな動画は、
奥の手としてマイリストに入ったまま
もう2年近く経ってしまいました。
(ちなみにブレイキングバット)
思えばここ10年近く、
仕事に明け暮れ、
思い出がないことにも
気がつきました。
「仕事をリタイアした後の
お楽しみにとっておこう。」
心のどこかで
それが口癖に。
それにしても腰が重すぎる。
楽しみを楽しむのにも
コツがいるのでは?
そんな心配をしていた
矢先に見つけたのが本書です。
財産を残すための人生から
人生を豊かにするための人生に。
学んだことをアウトプットします。
学んだこと
今しかできないこと
そもそも、
人生で何を経験したいのか。
何回くらいそれを味わいたいのか。
これを「真剣」に
考えてみたことが
あったでしょうか。
やりたいことが漠然としていては、
それに着手できるわけはありません。
やる気の正体は
明確性なのですから、
ちゃんと具体的な言葉で
「〇〇をやりたい」
と言葉にすべきだと気付かされました。
これにも方法があり、
後にその方法をご紹介します。
≫タイムバケット
壮大な計画でも
些細な計画でも、
自分のためだけの計画であっても
チャリティであっても
何でも構いません。
一度きりの人生で
何をしたいのか?
人生における経験の最大化
をここで真剣に考えてみるのも一興です。
何より真剣に
やりたい事を考える。
当たり前すぎて
目から鱗でした。
物ではなく経験にお金をかける
経験から得られる「コト」には
投資の様に福利があり、
福利よろしく、
雪だるま式に増えます。
経験自体にも高い価値がありますが、
経験の価値はそれだけに留まらず、
経験の記憶、思い出は、
後の人生において
華やかさや深みを与えてくれます。
この意見に、
多くの説明は要らないと思います。
今思えば、
初恋の相手に
ちゃんと気持ちを伝えられなかった
あの甘酸っぱさ
学生時代にやっておけば良かった
インドでのバックパッカーの旅
バイクの免許取得
もしこれら全てをやり遂げていたら、
以後の人生はより豊かになっていたに
違いありません。
ゼロで死ぬ
本書では、
多くの人は自分の
一年の消費額すら把握していない
という言葉が出てきます。
短期的な報酬を
近視眼的に受け取るだけであったり、
慣性的に自動運転モードで
人生を生きている人が
とても多いとのこと。
自分の財産を
ゼロにして死ぬことは
効率の極みであって、
いつ死ぬかも分からないのに
ゼロで死ぬなんてことは無理だと
抗議する人が多いのも確かです。
ただそこで、
習慣に任せて生き、
何百、何千の資産を残して
死んでしまうということは、
逆算すれば、
人生の脂が乗った時期に
何年もただ働きしたのも同然です。
FRB(連邦準備制度理事会)によれば
70歳代後半になっても
人々の資産はまだ減っていない
という現実があります。
仕事を60歳で引退し、
今までで稼いできた資産を
享受する期間、
いわゆる黄金期
を過ごす人ですらも、
資産をうまく消化できていないのです。
「人生で一番大事なことは
思い出を作ること」
死ぬときに後悔するのは
「自分に忠実に生きれば良かったこと」
これらが分かっているはずなのに。
人は真剣に考えなければ
分かっていることでも、
行動に移せないのかも
知れません。
子には遺産ではなく財産を渡す
自分で使えなきゃ、
子供や子孫に受け継げばいいじゃない。
と思われるかも知れません。
もちろん
その選択肢も間違っていないのですが、
もっといい方法があります。
それは、
生前に資産を分配する
です。
なぜなら、
もし親子の年齢が20歳離れているとするなら、
85歳で自分が死んだ後、
遺産を相続する我が子はもう65歳です。
仕事も引退し、
ゆっくり余生を送る時期に
ボーナス的に資産が増えても、
嬉しさは半減してしまいます。
それよりも、
我が子が本当にお金が必要だと思っている
26歳から35歳の間
(ツイッターアンケート調査による)
に資産を分配すれば、
我が子はそれを有意義に使える上、
相手の感謝の気持ちを生前に
「受け取る」
ことができます。
人生を最適化する
とはいえ本書では、
若い内に借金をしてでも
旅をした方がいい。
経験を積極的に作ろう。
とは書かれていても、
金を自由に無駄使いせよ
と言っているわけでは
決してありません。
真に学ぶべきは、
支出と貯蓄のバランスを最適化する
ということ。
よく言われている、
給料は
50対30対20
で使う。
すなわち
50%は生活費に
30%は娯楽に
20%は貯蓄に
まわそう。
という比率も、
著者に言わせると
間違い
とのこと。
この比率は年齢により見直す必要があり、
一生を通してこの数字で良い
という黄金率はまやかしである
と言っています。
経験を積むことの大切さは
もちろんですが、
その年齢でしかできない
価値ある経験に着目しないと、
ただのキリギリスに
成り下がり、働き過ぎはアリの様に
あくせく働くだけになる。
年齢による
支出と貯蓄のバランスを
意識しましょう。
☆やりたいことをやるべき時にやる「タイムバケット」
人生の幕を閉じる淵にある人達。
彼らが死ぬ前に後悔することの中に
「自分に忠実に生きれば良かった」
と
「働き過ぎなければよかった」
という言葉があります。
自分がこの世をさる時に
後悔しないように。
「タイムバケット」
という方法をご紹介します。
タイムバケットは、
人生において
やりたかったけどやれなかったこと
をなくすためのメソッドです。
若いうちにやっておけば良かった。
がなくなりますので、
ぜひお試し下さい。
と言っても
やり方は簡単で、
未来に向かって
自分の年齢を5年10年で区切り、
その中に、
やりたい事
を入れていくだけです。
5年で区切るなら、
21から25歳
26から30歳
31から35歳
36から40歳
41から45歳
46歳から50歳
・・・
の各年齢帯でやりたいこと。
10年なら
41歳から50歳
51歳から60歳
・・・
ポイントは、
その年齢でしか味わえないような事柄
を各バケットに入れていくこと。
例えば、
学園祭でバンドデビューは、
当たり前ですが
学生時代にしか味わえない
特権です。
30代に入ってから、
バックパッカーになることは
できなくはないですが、
妻や子供があっては
夢で終わることでしょう。
親が80歳の体力では、
一緒に海外旅行へは
もう行けないかもしれません。
「これまでの人生で出会った人全員に
もし、もう一度会えたなら、
こんなに幸せなことはない。」
という言葉もあります。
もし遠くの誰かに会いたいなら、
自分の足腰が立つ間に旅立つことが必要です。
自分も周りも巻き込んで、
その年齢帯でしか
できない事柄を考えて、
行動を起こしてみるのも
また一興かも知れません。
何かの拍子に
突然、夢が叶うこともあるかも知れませんが、
タイムバケットで、
果敢に自分からやりたいことを
求めていくことで
悔いのない人生を歩めることでしょう。
45歳から資産を使い始める
資産のピークは
45歳から60歳の間に迎える。
それ以降にお金を貯めても
使いきれずにこの世を去る羽目に。
放っておくと、
70歳以降にも
人は財産を増やし続けます。
一見、それは良い事の様にも聞こえます。
しかし、見方を変えれば、
累算した資産を
残したまま死ぬという
要因にもなります。
もし1000万円の資産を使えきれずに
この世に残して死んだとして、
それを時給にまで逆算すると、
一体何年の時間を
ただ働き
した事になるでしょう?
若い力を発揮すべき20代
脂の乗った30代
の大切な時間を、
ただ働き
で終わらせない様
資産を使い始める時期を
私達は思っているより早い時期に
始めなければなりません。
絶好の時期は、
上記のとおり、
資産がピークを迎える
45歳から60歳の間、
これくらいからお金を
自分のために使い始めるのは良い
とのことです。
おわりに
今の年齢で「しか」できないこと
に終止するお話ではありましたが、
そう聞くと何やら
切羽詰まった余裕のない響きに聞こえたので、
管理人は、
今だから「こそ」できること
を意識して今後の人生を歩めたらと思います。
大それた事をせよ。
と言っている分けではないところもミソです。
流れに任されて
今だからこそできることを
見送ってしまうのは
確かに勿体ないですし、
死ぬ前に後悔もなるべくは
したくありません。
近所にできたイタリア料理屋に
幼馴染と一緒に行く約束をして
もう4年以上が経ってしまいました。
この記事が書き終わったら
連絡を入れてみます。
大樋町
読書もいいけど、「聞く」のもおつなもの👇👇👇
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