第114回【書評】「感謝」の心理学から学ぶ【科学的に感謝する心を育てると良い事がある】

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はじめに:

感謝とは、
性格や習慣、技術ではなく、
それは「選択」である。
と著者は述べます。

大体の人は
感謝すべきだと思っているし
感謝することが素晴らしいと知っているし
感謝すれば様々な恩恵を受けることだってあります。
それがなぜ実践されずに
傲慢で感謝されるのが当たり前
なりがちなのは何故か?

改めて感謝のことを考えると
そこには曖昧な言葉が綴られることが多く、
誰にどんな感謝をしていて、
その感謝はどれほどの効果があるのかを
私たちは理解していないのかも知れません。

「感謝は詳細であれ」

と著者は説きます。
最後に母親にありがとう
と言ったのはいつのことでしょうか?
その時は何に感謝したのか?
食事を作ってくれたこと?
もし年齢が20歳であるならば
母親が作った食事は何千食分になるでしょうか?
そこまで詳細に感謝をしているでしょうか?

私たちは感謝について、
理解、実践しているようで、
知るべきほどにな知らず、
やるべきほどにはやっていない
のだと思います。

最近の心理学では、
感情の研究がトレンドだと言います。
改めて、
感謝の素晴らしさや、
どう感謝すれば良いか等を学びました。
アウトプットします。

学んだ事:

感謝する事の多大なメリットを把握する


メリットのための感謝と聞くと
どこか気が引けますが、
それでもメリットを知っていないと、
効果が現れない事も分かっているので、
ここで押さえておきたいと思います。

控えめに言っても、
感謝にはメリット『しか』ないです。
以下に抜粋します。

幸福感が高まる。
逆に憂鬱感は減る。
意欲が高まる。
うつ症状が軽減する。
トラウマの記憶が集結する
寛大になる
回復力向上
などなど。


うつ病患者にも、
この感謝メソッドはてきめんに効果があるとのこと。
これらのメリットを逆に言うと
感謝する『だけ』で得られるとなると、
これはもう感謝なしでは
人生って勿体無いと言わざるをえません。

短期的な感謝ではなく自分の性質にする


数多のメリットを生じさせる感謝ですが、
『ありがとう』とただ口にするだけで良いのか問題があります。

著者は、
『何か外部から親切を受けた時に、
反射的に返す短期的な感謝ではなく、
磨き上げられた感謝の性質を持つことが肝要である。』
と説きます。

この本は、巻末にある
「感謝日記を書く方法」
に向かって話が進む傾向にありますが、
それは
どんな方法で感謝すれば良いのか?
どんな感謝でも良いのか?
どうやって感謝基質になるのか?
のこれらは全て
感謝日記
解決方法があるからでもあります。

反対にタブーであるのは、
感謝が曖昧であったり、
何かしてもらえることが
当たり前になってしまう。
謙虚さがない。
自己権利意識が高い。
などです。

自分が、
傲慢であったり、
権利意識が過剰に高い、
謙虚さが全くない。
これらの特徴を持つ人は、
そもそも感謝の意識が薄く、
与えられる事が当たり前の人生を送った結果、最後には、
感謝したくてもできない位、
周りからは人が去ってしまいます。

物が溢れる時代では
感謝の意識が低いのはある意味しょうがないのかも知れません。
だからこそ感謝する事を習慣とするべく、
本書のような実用書を大いに利用すべきだと思います。

『規律』を利用して感謝の性質を育てる


規律とは、
ルールに違反した時の罰、
戒めにより自分が不自由になる。
のようにマイナスのイメージが私にはありました。

本書での規律の考え方は、

規律とは、
今まで出来なかった事を、
努力により出来るようになる所まで
連れて行ってくれる活動である。

と述べられています。
感謝の精神を育むため、
規律を利用して感謝の心を育てるのは
とても効率的でもあるし、
今まで持とうともしなかった感謝心を
気づかせてもくれます。

規律の一部を記載します。

断食(ファスティング)

飽食の時代に生まれたことに
感謝どころか、それを当たり前だと
思って過ごしていました。

食事に対する感謝の気持ちを育むには
食事を断つ「断食」から教わることができます。

本格的な断食は期間も長く、
日の出ている間は水分も取れないという
過酷なものです。
週末断食でも土日にいきなり食事を断つと
身体を壊す可能性もあります。

おすすめは
一日の中で食事を一食分取らない
プチ断食です。

私も16時間断食の実践者です。
(一日の内16時間食事を摂らない時間を取る断食)
朝食は摂らずに、
昼食と夕食だけを食べています。
とある日には昼食は野菜やフルーツのみの日もあります。
そんな日は夕食が本当に美味しく
感謝の気持ちが芽生えます。

ポイントはこれを意図的に実践することです。
たまたま忙しくて朝食が取れなかった。
ではなく、あえて食事を足らずに過ごす。
という手段を意図的に行うと効果が高いです。

質素さを心がけてみる

飽食に加えて物も余るほどに存在する現代。
それら物に感謝することなど
滅多にない事と思います。
恥ずかしながら私はそうです。

車やテレビやパソコン。
これらを便利だとは思っても、
感謝の念など持ちようもありません。

そこで次は「質素」さを見てみます。
当たり前に使っていたものを、
一旦手放してみる。
途端にありがたみが芽生えてきます。

私は田舎住みなので、
がないと人生が立ち行かないと言っても
過言ではありません。
一旦手放すとは書きましたが、
車はそれすらも出来ないくらい必須です。
パソコンについても、
仕事や私事で使えないとなると、
もうどうしていいか分からないレベルです。

実際に使用しないのも手放しですが、
もしそれが無かったらを想像するだけでも、
感謝の念は生まれたように思います。
当たり前に使っている物にも、
質素さを意識すれば、
感謝の念を持つことができるようです。

感謝日記


本書の根幹部です。
日記を手記して感謝の心や性質を養います。
7日間
日替わりで感謝する項目が変わります。
それを3回繰り返して日記に記していきます。
合計21日を使ったワークとなります。

本書には本ワークをする前とした後で、
感謝度を測るチェックリストも記載されています。
現在の自分がどれほど感謝の性質を持っているかも
ここで測ることができるので、
ワーク終了後の自分を楽しみに
感謝日記を始めることができます。

感謝日記:7つの項目は以下のとおり。
1⃣ 三つの恩恵
2⃣ 「誰に何を?」
3⃣ 恵まれた自分
4⃣ 希少なものごと
5⃣ もし恩恵がなかったら
6⃣ 感謝の手紙
7⃣ 悪いことを思い出す
この7つに対する感謝を
1日一項目づつ実行します。

各項目のポイントは以下の通りです。

①3つの恩恵とは、その日に出会った賞賛されるような出来事や人の事を指します。
②より具体的に「誰に」「何を」してもらったかに着目して感謝します。
③人生で受け取ってきた「恩恵」に着目します。
受け取ったお礼を世の中に返すなら何ができるか?も考えます。
④もうじき終わりを迎える事柄に着目します。
卒業を迎える学生は学生生活により感謝するようです。
⑤「モア・バイ・レス(差し引くことでより多く)」の精神で、
もし自分に好ましい事柄が起きていなかったら?を考え感謝します。
⑥感謝すべき人への手紙やメールをしたためてみましょう。
⑦悪いことが翻って感謝すべきことになったことはありませんか?

やるかやらないか。
実践するかしないか。
これはもう本人次第なわけです。私もやったよ。

おわりに:

感謝せよ。と突然言われても
『いや、出来ているし。』
とちょっとした憤りも出てきます。
『過剰な感謝がなんの役に立つのか?』
と疑問も少なからずあります。

そこを乗り越えると、
本書には感謝の素晴らしさが
数多く記載されています。
あくまで心理学者が述べる事であり、
宗教じみた胡散臭さんもありません。

感謝を感じる事と
感謝する人で『あること』
を区別するのは大切だとも書かれています。

感謝はその人の『選択である』とはすでに述べました。

毎日の中に感謝を見出すことは、
人生をより良いモノに変えると確信します。

逆境すらも好機に変えてしまう感謝。
実践しない手はありません。

大樋町

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大樋町

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大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
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