第106回【書評】手ぶらで生きる。から学ぶ【ミニマリストから学ぶ】

読んだ本

はじめに:

ミニマリストしぶさんの本、
アウトプット第二弾です。

実はこの記事で取り扱う本の方が処女作です。
前回アウトプットした
手放す練習
は2作目という事ですので
本記事を読む際にはご注意願います。

最近、
ミニマリストの考え方に傾倒している私ですが、
立て続けに2作の本を読む事で、
よりミニマリスト的考え方に
近づけたかと思います。

豊かになるために日々頑張っているのに
少なくしてどうするよ?
との疑問は完全にぬぐいされました。

ジャムの法則。
24書類のジャム売り場より、
6種類のジャムの方が「10倍」売れた。
との例にも代表されるように、
モノが豊富であることが
そのまま豊かに繋がるとは言い難いようです。

少なくすることで
より豊かになるために、
学んだことをアウトプットします。

学んだこと:

生活費を把握すればお金の不安は消える

『足るを知る』
とは古くからの諺です。
この諺は
足るを知る『者は富む』
と続くわけですが、著者に言わせると、
『足るを知らねば富めない』
とのこと。

ミニマムに生活する事は、
そのまま生活費の把握をしやすくする
に繋がります。

現金は使わずに
クレジットカード支払いなら家計簿要らず
などのテクニックもさる事ながら、
そもそもミニマムに生きることは、
生活費把握の壁を大幅に下げてくれるので、
より容易く、
最低限これだけあれぼ生きていける。
と心に余裕につなげる事ができます。
もちろんここで、
使い過ぎなどを是正することもできるでしょう。

モノを減らすとは、
物そのものを購入する代金も減りますし、
ランコストがかかる物が少ないなら、
その分の支出も減ります。
私たちはもっと支出にこだわるべきなのだと思います。

世界第四位の資産家と言われる
投資の神様ウォーレン・バフェット
質素な家に60年以上住んでいるそうです。
スティーブ・ジョブズは飛行機での移動の際、
乗っている時間はどれも変わらないことから、
ビジネスクラスは使わずエコノミーを多用したとか。

足るを知ることは
適度に何事もこなすと言うこと。
偉人たちは自然とそれができるようです。

選択疲れからくる無気力を無くせ!

先にも紹介したジャムの法則。
なぜ種類が多ければ多いほど
人は買う行為を止めてしまうのか。
もう少し深掘りしたいと思います。

選択の多さは人に3つの弊害をもたらします。
1 無力感が生まれる
2 満足度が下がる
3 期待値が増えすぎる
の3つです。

1の選択疲れの無力感とは、
「数多ければ即ち迷う」
という諺にもあるとおり、
24種類ものジャムが置いてある売り場では
ジャムが売れない様に、
思考の選択が多ければ多いほど、
人は「もういいや」と決断疲れに陥り、
何が一番欲しいかという判断以前に、
買うこと自体を放棄してしまいます。

2の満足度が下がるとは、
たくさんの選択枝から選ばされる場合、
人は自分の選択に疑念を抱く可能性が高いです。
「これじゃなかったかも」
と疑念を抱けば、続けて後悔の念も襲ってきます。
やっぱり、あっちにすれば良かった。
誰もが口にしたことがあるフレーズですが、
これは選択枝が多ければ多いほど
口にする可能性が高いというわけです。

3の期待値が増え過ぎるとは、
ジャムの例で言うと、
これだけの多くの選択肢があるのだから、
きっと私の選んだジャムも美味しいに違いない。
と期待値を無駄に高く見積もってしまい、
結果、例えそれが美味しいジャムであっても
満足できなくなっていしまいます。
これが一番恐ろしいです。汗。

迷いや疑念、後悔を減らすためにも、
日々の選択は少ない方が、
より幸せになれる様です。

何となく面倒そうを乗り越える

ここまで学んでくると、
家の中の物をただ減らせば
それがミニマリストか?
と聞かれれば、
それはちょっと違うよな。
と気づく事ができます。

本書でも、
物を減らすだけで生活がミニマムになるわけではない。
そこはやはり
情報と工夫である。
と述べられています。

著者は
プリンターを持たない主義ですが、
それはコンビニなどで代行できると言う
知識を持っているから。
一方で、
ドライヤーは手放せないけれども
ミニマムな浴室が実現するのは
ダウンサイジングしたアイテムの存在を
知っているから可能なのです。
ミニマリストは
格安SIMでも不都合はない。
と経験も豊富です。

アンテナが高く、
行動を惜しまない。
からこそのミニマリズムです。

知っているんだからやれば良いのに。
と、この段階で腰軽く動けるのは、
モノが少なく
思考の邪魔が入らないからなのではないでしょうか。

卵とニワトリの質問のように
モノが少ないから行動力があるのか、
行動力があるからこそミニマリストでいられるのか。
答えは定かではありませんが、
面倒くさいを乗り越える事ができれば、
安い携帯料の実現
思考の邪魔をするアイテムの減少
清潔でミニマムな部屋など
の実現は遠くないと確信します。
まずは一歩目なり。

価値を生み出す「投資になる」ものは躊躇なく手に入れる
消費より生産へ
健康には効率度外視でのぞむ
モノは金なり
努力しないための努力だけする

おわりに:

著者は
単純にモノを少なくせよ。
とだけ主張しているわけではありませんでした。

なぜ捨てることになったかを考える。
努力しないための努力だけする。
消費するより生産を意識する。

など、
モノとの付き合い方もさることながら、
自分の時間や人生を大切にするために
モノとの付き合い方や、
モノの手放し方を教えてくれるのが
ミニマリストだと感じました。

個人的には、
いきなり全てを捨てるのは現実的ではないと思います。
できるペースで『無い』を楽しむため、
取り敢えず服から取り掛かります。

大樋町

大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw

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