第66回【書評】「知識を操る超読書術」を読んで【学校では教えてくれない読書術】

読んだ本

結論

理解への速さではなく、
「確かな」理解
につながる読書ができるようになります。

本書にある様な特殊な読み方をしないと
本の内容はすぐに忘れてしまいます。

あとがきを読む頃には、
1ページ目に何が書かれていたか覚えていない。
これは読書あるある。

人生を好転させるため、本の内容を
確実に自分の血肉とする読み方の習得を目指します。

理由

著者は、メンタリストDaiGoさんです。
本ブログでは2回目の登場です。

著者自身も、
一日に10から20冊の本を読み込むという
実践面では、
他に類を見ない抜きん出た存在です。

著者はエビデンスベースな人物でもあり、
科学的根拠を伴わない読書術を紹介するはずもなく、
本書内の読書術が
信頼に足り、現実に確かな結果が伴っている内容
だという安心感があります。

読書方法ではなく、
読書「術」が書かれた本から学んだことを
アウトプットします。

具体例

読書の準備→読書→アウトプットの順で紹介。
本を「どう読むか」ではなく、
読む前の準備と、
読んだあとにどうすればいいのか?
そこまでを学んでこその
読書「術」でした。

読書の準備

メンタルマップ

Illustrative Diagram Of Colorful Mind Map Flowchart On White Background

なぜその本を手にとったのか?
それをメモに書いて「しおり」にしましょう。

何を学び
それをどう使い
結果どうなりたいのか。

自分の買った車が、やけに街中で目につく様になったり、
家族が妊娠すると、妊婦をよく目にするようになったり。

実際に数が変わっているわけはないのに
目に入ってくる情報が違うのは
意識をしているかいないかで
変わってくるからです。

この効果を読書にも応用します。

常に本を読む「理由」を目にして、
モチベーションを保ったまま読書を勧め、
途中で挫折することを防ぎます。

キュリオシティギャップ


本の目次を熟読する事や、
本をまずはオーバービュー(流し読み)する中で、
自分が知っている内容と、
まだ知らない本の内容を比較します。

この知識のギャップが脳の興味を刺激します。

好奇心と記憶を司る脳の器官は直近にあり、
好奇心を刺激すると記憶力が上がる
という生理機能を利用します。

理解が深まる読書方法

予測読み


本を読む前に
目次を熟読する
帯を見る
タイトルを見直す
著者のプロフィールを読み込む
などして
内容を予測します。

知っている内容は呼び飛ばせますし、
知らない内容や予測と違う内容は
意外性と共に記憶に残ります。

つなげ読み


自分の経験や、以前に読んだ本の内容と
繋がっていないか?
を考えながら読む方法です。

記憶は感情と結びつきやすく、

自分の経験に知識を結びつけて
感情を呼び起こし、
それを利用して内容を記憶に残します。

☆要約読み


2段階工程のある読み方。

1段階目
まずは本をオーバービュー(流し読み)して
全体を把握します。
自分の言葉を使って
マインドマップや構造化した絵
に落とし込みます。

本の内容を構造化して、
視覚化できるようにしましょう。

2段階目
オーバービュー(流し読み)して把握した
特に大事そうなところや
ピンときた章を熟読し、
「要するにこういう内容」
と、自分の言葉で腹に落とし込む。

読書後のアウトプット

テクニカルターム


専門用語をまずは相手に投げかけて
聞き耳を立てさせる方法

「それってクルーガーバイアスだね。」

「実力がない人ほど、自分の能力が高いと勘違いするそうだよ。」

どちらが興味を引くでしょうか?
知らない言葉を耳にする時のほうが
人は自分の興味を持っていかれるそうです。

SPICE


5つの言葉の頭文字です。
英語は覚える必要がないと思ったので
日本語で解説します。

要するに、
「共感の持てる相手が、自信たっぷりに、聞き手に得となることを
意外性を持たせて、シンプルに分かりやすく話す。」ことで
相手は動く。
ということを意識してアウトプットしましょう。

反論へのフォロー

「とはいえ、せっかくなら
本は早く読める様になりたい。」

読書を続けていけば、知識が増えて、
結果、読み飛ばせる内容が増えることにより、
読書スピードは上がります。

この方法以外での速読方法は
実践的ではないとのこと。

ただ速度を追求した読書は
そもそも読んだあと
すぐに内容を忘れてしまい、
読書をすること自体に
意味がなくなってしまいます。

必要がない努力はしない。

読書の神話(フェイク談)
として解説されています。

おわりに

実用書やビジネス書は、
小説や物語と違い、
一から十までをじっくり読む必要がない。

この概念を知るだけでも
読んだ価値があったと思えます。

読書をすることに対する
心の負担が相当軽くなり、
もう少し早く読めば良かったと
少し後悔すら残るほどの良書でした。

本は
読むものではなく
使うものであると教えてくれた本書。
ぜひお手元に。

大樋町

管理人
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大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw
目指せ実用書知識のウィキペディア!(暴言)

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