はじめに|お金は「稼ぎ方」より「使い方」 🧠
お金を稼ぐことよりも大事なのは、
お金をどう使うか?
そう説く本書の著者は、
『サイコロジー・オブ・マネー』で知られる
**モーガン・ハウセル**氏です。
同書は世界累計800万部を突破したベストセラー。
本書が解き明かす
**「幸せと自由の買い方」**とは、
一体どのようなものなのでしょうか。
著者は断言します。
お金の使い方は「アート」だ。
本ブログでも、
「幸せなお金の使い方」をテーマにした書籍を
これまで数多くアウトプットしてきました。
それらの多くは
科学・心理学・行動経済学といった
**サイエンス(科学)**を軸にしたものでした。
ではなぜ、
あえて著者は「サイエンス」ではなく
**「アート」**という言葉を使ったのでしょうか。
お金の使い方は主観の世界 🎭
著者によれば、
アートとは主観だけがものを言う世界です。
たとえば、
モナ・リザ や
ムンクの叫び を見て、
何を感じるかは人それぞれ。
正解も、不正解もありません。
お金の使い方も、
それと全く同じだと著者は言います。
どうすれば幸福になれるのか?
それは、その人による。
一見すると、
身も蓋もない答えに聞こえます。
しかし本書を読み進めると、
それこそが唯一にして最終的な答えなのだと
腑に落ちてくるのです。
私たちはどうすれば、
今の自分に満足し、
幸福になり、
お金との関係をより良く保てるのでしょうか。
本書から学んだことを
以下にアウトプットします。
学んだこと①|期待が収入を上回ると不幸になる 📉
人の脳は「もっと」を求め続ける
人の脳は、
「もっと、もっと」を繰り返す器官です。
-
もっと強く
-
もっと多く
-
もっと楽しく
-
もっと美味しく
-
もっと幸福に
上を見ればキリがありません。
では、
世界で一番裕福な人は幸福なのでしょうか?
調べてみると、
石油王ですら「まだ何かを求めている」
と言われています。
ここから分かるのは、
お金だけでは幸福は完成しない
という事実です。
お金は人間の本質を変えない
一方で、
裕福でなくとも幸福な人は大勢います。
-
家族愛に恵まれ
-
友人に囲まれ
-
子どもに尊敬され
-
愛情深く人生を生きる人
お金を得さえすれば
幸福になれる、という考え方そのものが
不幸の入り口なのかもしれません。
なぜなら、
お金は人間の本質を変えないからです。
多額のお金を得ても、
-
恋人が浮気しなくなるか?
-
親友が増えるか?
-
子どもに尊敬されるか?
答えは、
お金とは無関係です。
むしろ大切なのは、
-
家族をどれだけ尊重できたか
-
友人関係をどう保ってきたか
-
人間関係を誠実に築いてきたか
ここにこそ、
人間の本質が表れると著者は述べています。
感謝されるお金の使い方をしているか?
得たお金の使い道が、
-
行きたくもない職場に通うための高級車
-
家族を顧みない贅沢
-
見栄や自慢のためだけの高級品
であるなら、
幸福からは遠ざかるでしょう。
「得たお金で、どれだけの人に感謝されるか?」
これは、
お金と人間性を結びつける
非常に重要な問いです。
学んだこと②|私たちを幸福にするのは「ギャップ」 ✨
幼い頃の事故で失明し、
46歳で視力を取り戻した男性の話があります。
彼が最初に感動したのは、
誰も見向きもしない
病室のカーペットでした。
著者は言います。
人を幸福にするのは「期待(ギャップ)」である。
幸福になるお金の使い方の極意
それは、
必要なものすべてと、欲しいものの一部を手に入れる
という考え方です。
欲しいものを
すべて手に入れてしまうと、
欲望は価値を失います。
毎日、
五つ星レストランの食事をしていれば、
百円のファストフードでは
満足できなくなる。
高級ワインしか飲めなくなった状態を、
果たして幸福と呼べるでしょうか。
「たまにの贅沢」が幸福を際立たせる
運動後の水。
子どもが寝静まった後の静寂。
空腹時の食事。
今、持っていないからこそ幸福は輝く。
**アーノルド・シュワルツェネッガー**の言葉に、
こんなものがあります。
健康に良いものを食べるのが基本だが、
たまには不健康でも美味しいものを食べる。
そうでなければ意味がない。
常に我慢だけの人生では、
幸福は感じられません。
「たまにする贅沢こそが至高」
この言葉は覚えておきたいところです。
学んだこと③|リスクと後悔のバランス ⚖️
今を生きるか、将来に備えるか
享楽的に生きるキリギリスか。
将来のために備えるアリか。
どちらか一方では、
どちらも後悔が残ります。
著者が勧める解決策は、
非常にシンプルです。
将来の後悔を最小限にする
80歳になった自分が、
今を振り返ったときに
後悔しない選択をする。
貯蓄は「犠牲」ではなく「自立」
1万円を貯蓄することを、
-
欲しい服を我慢した
-
楽しみを失った
と捉えるのではなく、
-
選択肢を増やした
-
自立力を高めた
と考えてみましょう。
お金を
「消費」ではなく
「自立」として使う。
この視点に立てば、
ひもじさは消えていきます。
比較してしまうのは自己探究不足
著者は言います。
他人と比較してしまうのは、
自己探究ができていないからだ。
自分が何を大切にし、
どんな価値観で生きたいのか。
それが明確になるほど、
他人の人生は
良い意味でどうでもよくなります。
また著者は、
「何を買うかより、何を買わないかが大事」
とも述べています。
**ナシーム・ニコラス・タレブ**の言葉も
非常に示唆的です。
お金のために嫌なことはしないと決めた方が、
人は豊かになれる。
おわりに|お金の使い方が人生を決める 🌱
お金をもっと稼ぐことに
執着しがちな現代。
私自身も、
昇任だ、得だ、損だと
騒ぎすぎていた時期がありました。
そんな中で出会った、
**良い意味での「解毒剤」**のような一冊です。
お金の稼ぎ方よりも、
その使い方にこそ、幸福と成功が潜んでいる。
当たり前のようで、
つい忘れてしまうこの真理を
改めて学び直すことができました。
大樋町

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