ビフォー:獣には無理して勝とうとしてはいけない
今回で、長らく続けてきた
「鈴木祐著 ヤバい集中力」
で学んだことのアウトプットは最終回です。
本ブログにふさわしい、
このシリーズ最終回は、脱力回です。笑
『集中力を諦めること』
にも、ちゃんと、科学的根拠がありました。
集中力を求めるばかりに、
集中力のない自分に、なんとかテコ入れして
奮い立たせようとしてきましたが、
最後はやさしくアプローチします。
気づき:集中力を諦めることの正義
「諦める」で負け癖をストップさせる
集中力を高めるために学んできたのに、
諦めろとはどういうことか?
著者の言葉を借りると、
「獣(本能)の力に勝てる人はいないから、ムダな抵抗はやめなさい」
ということ。
※「獣」などの言葉の説明は以前回を参照。
小さい成功の積み重ね、勝ち癖が、
自分の自己肯定感を高めてくれるのは、
既に学んだとおりです。
今回はその逆。
絶対に勝てないものに勝とうとして
それが当たり前なのに、負けだと認識してしまうと、
「俺はだめなやつシール」を、
自分で自分に貼っていくことになってしまいます。
負け癖が自己否定感を加速させます。
これを防ぐため、
今回の「諦める」とは、
それを自分の糧とすること。
自分の悪い部分の、悪い関係性を、再構築する手法。
ということになります。
これを
セルフアクセプタンス
といいます。
失敗を気にしない。であるとか、ありのままの自分にこだわる。
ということではないので注意です。
セルフアクセプタンスのトレーニング方法
とても簡単です。
本書ではいくつかメソッドが紹介されていますが、
本ブログではその内の一つを紹介します。
セルフ・イメージング
「自分の悩みに対して、友人が同じ悩みをもっていたらどうアドバイスするか」
を考えてみて、
浮かんだアドバイスを詳細にメモする。
これだけです。
実際の心理療法の現場でも取り入れられている手法で、
ポジティブシンキングよりも、はるかに高い、
失敗を乗り越えるベチベーションアップの効果があります。
正しく休む
集中力を諦めることと同時に身につけたいのが、
正しく休憩する技術です。
本ブログでは、管理人が積極的に取り入れている、
お気に入りの休憩方法をご紹介します。
タスクブレイク
休憩を入れていしまったとたんに、
獣が暴れだして、作業に戻れず、
気づいたら、休憩時間は1時間以上になっていた。
こんな日もあります。
なので、管理人は、
本作業に疲れたら、
「簡単な作業」を間に挟み込みこむことで休憩する。
を採用しています。
なにも考えなくてよい作業を、合間に入れ込んでやることで
脳が回転数を落とすことができる上、
完全に作業から離脱しないので
獣(本能)の暴走をおさえることができます。
疲れてきたら
スケジュールの確認
ラインをチェック
など、簡単な作業を挟み込みながら、
本作業を進めていきます。
大好きなあの人にメールを入れるのは
勉強がここまで終わったら。
どこかで見た、初恋の素敵なあのシーン。
「本作業の間に、簡単な作業を挟む」
科学的には正しい手法の様です。笑
アフター
なんでも「頑張る」の一辺倒ではいけないと、
最後の最後でやさしく指摘する「ヤバい集中力」
文字通り、ヤバい結果を管理人にもたらしてくれそうです。
小さな勝ちを積み重ねることで勝ち癖をつけて
脳に、自分はできるやつだと認識させるという概念は、
集中力に限らず、広く応用が効きます。
反対に、小さな負けを積み重ねないように、
先に勝負をしないという選択肢も
人生に広い選択をくれた様な気がします。
本書を糧に、集中力を身に着けた管理人は
今後も、有意義で身のある記事を書いていきますので、
どうぞお楽しみに。
大樋町
4今日の書籍
【名 称】 ヤバい集中力 AWESOME FOCUS
【著 者】 鈴木 祐 YU SUZUKI
【価 格】 定価 本体1400 +税
【発行発売】 SBクリエイティブ株式会社
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