ビフォー：「一見ムダとも思えるルーティーン儀式に隠れた驚くべき効果」
みなさん、自分のマイ儀式は持っていますか？
「パットする前にゴルフボールにキスをする」
「勝負服はいつも赤」
「ゴールキックの前は、両手を握り合わせて両人差し指を立てる」
他の人から見れば、それって必要？
と聞かれてしまいそうなマイ儀式達。
しかしながら現代科学では、
マイ儀式の有用性が認められつつある様です。
パットの前にゴルフボールにキスをするとパットの成功率が３１%アップした
テストの前に指を１０回鳴らすと成績が２１%アップした
など、マイ儀式の有用性を裏付ける実験結果は目白押しです。
どうやら、ただの迷信とは言い難い「何か」がそこにはありそうです。
気づき：「今日からあなた専用のマイ儀式を作って集中力アップ！」
原始のリズム
Q：何らかの明確なルールに基づき、
ひたすら同じことを繰り返すのが「儀式」の大きな特徴な分けですが、
獣（本能）はなぜそんなに儀式を好むのでしょうか？
※ 「獣（本能）」など言葉については前回記事を参照！
A：不確定要素のオンパレードな自然界において、
反復性のあるものに注目し、
より正確な予想をできたもの達が生き残ったから。
私達の祖先が暮らした数十万年前は、天候や疫病、
いつ手に入るか分からない食料など、不確実性のオンパレードでした。
そこで、難しいことが嫌いな獣は、
「定期的」に実をつける木、
「時期や数年ごとに繰り返す」疫病など、
不確実性の中に「反復」を見出し、
その反復に「具象のサイン」を見出しました。
結果、獣には「反復には強く反応するセンター」が備わり、
繰り返されるものが好きー！となったわけです。
繰り返す行為すなわち儀式を通して、
獣（本能）は集中力や意欲を発揮してくれるという理由です。
マイ儀式の作り方
兎にも角にも、まずはマイ儀式を作ってみましょう！
ルールは簡単です。
２ 決めた手順を何度も繰り返す
だけです。
自分なりの儀式を作ってみましょう。
尊敬しているスポーツ選手や偉人の儀式のマネをするのもよいでしょう。
前述のとおり、どんなに一見意味のない儀式でも、
反復させることによって、
獣（本能）は集中力をアップさせてくれます。
毎朝始めは簡単なタスクから着手する
一日の始めは、簡単なタスクからまず先に手を付けましょう。
５分前後で終わらせることができるタスクを最初に持ってくることで、
「達成できた」という気持ちがやる気をさらにブーストしてくれます。
記録を取って達成ぐせをつける（記録の儀式）
内容は問いません。
できるなら毎日、何らかの記録を取ることは、
集中力アップの儀式として機能します。
もし行動を変えたいなら、
変えた行動にフォーカスして記録を取ります。
もし痩せたいなら、体重を記録していくのではなく、
痩せた数量を記録していきましょう。
記録を取り続けるという儀式と通じて、
獣は自己効力感をアップさせることができます。
毎日、反復して記録を取り続けることで、
記録の内容がどんなに小さいことでも、
獣は繰り返す行動自体に対して、
それがとても大事なことなのだと認識し始めます。
そして、「これだけ大事なことを、しっかり続けられるのだから、
私には高い能力がある」と自分に自信が生まれ、
日々の取り組む作業への意欲を高めてくれます。
効果が出始めるのは約２ヶ月後となります。
じっくり儀式を育てましょう。
週に４回を２ヶ月で儀式化完了
今回新たに作ったマイ儀式が、
実際に儀式として機能するまで、
儀式を息を吸うレベルで習慣化するまでにどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
・６週間までは、徹底的に反復しないと、元に戻ってしまう。
との研究結果があるようです。
なので、
マイ儀式を週に４回以上、
約２ヶ月継続すると、
儀式化は完了させることができます。
アフター
管理人は、この回で学んだとおり、
自分でマイ儀式を作って習慣化中です。
恥ずかしながら紹介すると、
「ブログを書く前や、デスクワークに入る前に、指を４回鳴らす。」
という儀式を作ってみました。
集中を生み出す為に、自分で自分にスイッチを作る。
「こだわり」とか、「マイルール」とはまた少し違った概念ですよね。
ちょっとした工夫を取り入れるだけで、
大した手間も時間もかかりません。
やらない手はない！
読者様もマイ儀式で集中力をアップしてみてはいかがでしょうか？
今日の書籍
【名 称】 ヤバい集中力 AWESOME FOCUS
【著 者】 鈴木 祐 YU SUZUKI
【価 格】 定価 本体１４００ ＋税
【発行発売】 SBクリエイティブ株式会社
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