はじめに:
ホワイトスペース。
何も考えない時間や空間を敢えて作る。
毎日を忙しく、慌ただしく過ごすと、
心の余裕もなくなってしまいます。
それは分かっているけど、
なぜかスケジュール帳は埋まったまま。
そんな人は、
『忙しさは自分のステータスである』
と勘違いしている事も多いと
心理学者は指摘しています。
需要に対して供給が間に合っていない。
要するに『私は必要な人間だ』と、
埋まったスケジュール帳が
私に教えてくれている。
という理屈です。
しかしながら、
日々のタスクに忙殺されるだけの日々は、
豊かな人生を運んできません。
そこで、
空いた時間に、
無理な予定を入れるより、
むしろ空いた時間にやりたい事を
あらかじめ想定しておけば、
穴だらけのスケジュールも怖くないだろう。
という事で、
今回はあえて『計画』と呼べる未満の事で、
ボーッとするより、
生産的でかつ楽しんでできる
やる事ない日にやると最高な事
をアウトプットしてみようと思います。
ちょっとパラドックスっぽいお題ですが、
どうぞしばしの間お付き合い下さい。
予定ない日にやると最高な事:
物を捨てる
読者の皆様は、
捨て活を習慣的に実行しているでしょうか?
私はこの『物を手放す』という事に
どハマりしています。
休みのたびに、
不要なものが一つずつ減っていくと、
まず体が拒否反応を示しません。
一気に減らそうと思うと、
環境がガラリと変わる事を恐れる
人の本能も働き、
なかなか捗らないものですが、
少しずつ捨てていけば大変でも無いし、
環境が少しずつスッキリしていきます。
コツは『捨てるシステム』
で自分なりの環境を作っておく事でした。
かつては私も捨てる事が
『もったいない』
と感じる人間だったのですが、
ルールを作っておけば
自然と捨てる事ができます。
着ない服はどんどん左にずれて行って、
予め設置したゴミ袋の上まで来たら、
上から下にスッと下ろすだけ。
捨てる感覚すら無いかも知れません。笑
時が経つに連れて、
徐々に部屋がスッキリしていく快感は、
侮れません。
一気に片付け。はそもそも大変です。
やる事がなくて、
実際に何もやらない時も、
物を一つ手放した。
という結果が一つ残るので、
1日の終わりに虚無感も感じにくいです。
カフェ活
お気に入りのカフェに入り浸りする。
ラテでも飲みながらボーッと
本を読んだり、Netflixを見てみたり、
たまにブログを書いたり。
家の中で過ごす時と『やる事は一緒』なのですが、
場所が違うと感じ方がまるで違います。
屋内でやる事に感じ方もクソもないだろ!
と思われがちですが、
パソコンを弄っているだけで、
実際は遊んでいても、
自分に酔えたりします。
私お気に入りのスターバックスへは、
自分に酔うために行くようなもの。
昔ながらの喫茶店に入る時の、
『カランカラン』と鳴るドアが、
今いる場所から、
違う世界に連れて行ってくれるような気がします。
とはいえ、
かのスラムダンクの作者井上雄彦さんも、
お気に入りカフェを数件持っていて、
アイディアが詰まると、
カフェ巡りをして漫画を描くとの事。
勉強も自宅より図書館が良い。
と言いますし、
案外、自宅に籠るより、
少しだけ外に出るのも良い気分転換です。
良いアイディアが降りてくるかも知れません。
しかも予約が必要ありませんし、
行きつけのお店を作っておけば、
腰も重くなりません。
よく調べてみると、
お洒落な喫茶店や、
気さくなマスターがいるお店が
意外にも自宅近くにあった。
なんて事もあります。
何もする事がなけらば、
フラッとお近くのカフェへ。
新たな世界が広がるかも知れません。
クリエイティブな事
何かに没頭できる趣味は、
人生をより幸福にしてくれます。
正確には『フロー状態』と言われる、
超集中状態をより多く体験した人は、
より多く幸福を感じている。
との調査結果があるとか。
これを実現してくれるのが、
絵を描いたり、DIYしてみたり、
何かを創作するような行動、
つまり『クリエイティブな事』です。
好きな事に没頭すると、
いつの間に時間が過ぎていますが、
これが正にフロー状態です。
ブログで記事を書く。
もちろんこれも
クリエイティブな事なのですが、
私はもう一つ、
パラシュートコードブレスレットという、
アクセサリー作りの趣味を持っています。
パラシュートに使われているコード
を編み込んで、
ブレスレットやキーホルダーを作ります。
創作活動をしていると、
どんどん自分が集中していくのが分かります。
作った後、誰かにあげるわけでも、
売るわけでも無いので、
別にやらなくても良いんですが、
やればやるほど幸福になれるなら、
『じゃあ、今日も作ろっかな』
との思いに至るわけです。
創作活動は、
手軽に『フロー状態』をもたらしてくれる、
とても良い一手だと思います。
久しぶりに学生時代の絵の具を取り出して、
何か描いてみると、
普段は感じない『没頭』を体験する一日も一興です。
おわりに:
友人との会食、
家族旅行、
カラオケにボーリング。
何か予定が入っている日はワクワクします。
ですが、年がら年中、
そんな日ばかりではありませんし、
自重が尊ばれる昨今。
予定が無いと、
どこか寂しい、孤独だ。
と感じていた時期もあるのですが、
そもそも自分と向き合う孤独な時間は、
人生にとって不可欠のものだ。
と学んでからは、
何も予定のない日は、
それはそれで楽しめるようになりました。
何かしなきゃと急かされるより、
どっしりと、
それならそれでと思えるように、
予定の無い日に楽しめる事を見返してみるのも、
よいアウトプットになりました。
大樋町
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