第181回【書評】収入の9割りはマネースクリプトで決まるから学ぶ【お金を学ぶとは人生を学ぶこと也】

はじめに：
学んだこと：
おわりに：

はじめに：

マネースクリプトとは、
お金に対するマインドセット
の事です。
マインドセットとは心構え
のようなもの。

お金に対する
自分の心構えを更新して、
お金持ちマネースクリプト
に変えてしまうことで、
実際にお金持ちになろう。
というのが本書の目的です。

心構え一つで何が変わるんだ！
と言う事なかれ。
心構えが貧乏マネースクリプト
だからお金がたまらないのだ
と著者のメンタリストDaiGoさんは
断言しています。

お金持ちのマネースクリプトを学び、
自分にインストールして、
正しくお金を手に入れましょう！

そう聞いて、
「どこか卑しい」と感じてしまったあなた！
マネースクリプトが歪んでいます！

世のお金持ち達は、
お金について、
どんな心構えを持っているのか？

本書から学んだことをアウトプットします。

学んだこと：

本書では、
実際の「真のお金持ち」が実践している
金持ちマネースクリプトをインプットし、
その土台を基に、
自らの貧乏マネースクリプトをリライトし、
最後に潜在意識をも書き換えるワーク
をこなして、
金持ちマネースクリプトを形成
するのがゴールです。

本ブログでは、
まずはお金持ちマネースクリプト
から得た知見の中でも、
管理人が感銘を受けた一つと深堀してみます。
さらにリライトすべきポイントなどを
アウトプットして見ます。

節約して貯金せよ！

節約して貯金せよ！
と聞いても、
なんだ当たり前じゃないか。
と思ったなら、
本書を手に取ることを強くお勧めします。

と言うのも、
宝くじを当てたり、
何かの事業で一発当てたことで、
お金持ちになった人。
彼らは、
お金持ち業界の中でも
新参者の「ほんの一部」だと言うのです。

巨万の富を得る。
と言うのは、
他の人ではできない大それた事
をこなさなければ実現できない。
といったイメージがありますが、
それは反対も反対、大反対です。
コツコツ粛々と、
地道な事を繰り返すことで
お金持ちなれる。
という現実と事実があります。

そこで立ち返るべきが
節約と貯金です。

何十年も同じ古民家に住み続ける
ウォーレンバフェットや、
クーポン券をこよなく愛する
ビルゲイツなど、
お金持ちほど質素で倹約家である事を
皆さんはご存知でしょうか。

一方、
一発屋でお金を手にした人は、
お金の使い方を知らず、
六本木で毎夜騒いだり、
他人に貢いだり、
言われるまま必要のない保険に入ったり
と散財しがちだとか。
彼らを
人はお金持ちとは呼びません。
あるお金をあるまま使っていては、
その末路は悲惨なものとなるでしょう。

無駄使いなんてしていない！
と豪語する人もいらっしゃいますし、
節約を心がけていない人は少ないと思います。

本書で指摘されているのは、
「自己投資にお金を回せ！」
と言う意識高い系の考え方です。

一見、
おかしい意見には聞こえません。
そこが落とし穴だと著者は指摘しています。

お金を自己投資にどんどん回して
成功する事を通し、
投資した分のお金を取り返し、
さらなる利益も得る。
と言う考え方は、
「運も絡めた成功」
を収めた一部の成功者の意見です。

運が絡んだ成功は再現性が低く、
参考にはならないのです。

実際、
世のミリオネアを対象とした研究では、
自己投資よりも、
節約と確実な貯金や投資にお金を回すことで
晩年にミリオネアとなった人がほとんどです。

節約と貯金。
改めんて
それほどに大事な考え方なのだと
インプットするには良い機会です。

自分の利益に繋げる

何事も自分の利益に繋げよう。
という金持ちマネースクリプトです。

その裏にあるのは、
「働いたらその分のお給金は
もらって当たり前」
と言う貧乏マネースクリプト。
これをリライト（書き換え）しましょう。

このように、
本書では、
間違ったマネースクリプトを
正しいスクリプトに書き換えることを
「リライト作業」と呼び、
一番ページが割かれています。
その一部をアウトプットします。

仕事に対するお給料の請求が
なぜ貧乏マネースクリプトに
繋がってしまうのでしょうか？

キーワードは、
「価値」
という言葉です。

仕事とはただこなせば良い
という事はなく、
労働報酬は、
顧客にどれだけの価値を提供できたか
に対して支払われるものです。

そこを履き違えると、
時間を潰しただけの仕事に
正当な報酬が無いと騒ぎ出すわけです。

例え自分の見立てたお給金以下しか
得られなかったとしても、
それを自分が提供した価値で換算
してみると、
「自分側に原因がある」
と納得し成長に繋げることができます。

この仕事でこれだけの報酬が得られる。
ではなく、
この仕事を通して、
「こんな経験や知識、技術を学べた」
であったり、
「仕事の失敗を解消しようと工夫したら
思わぬ評価に繋がった」
など、
自分にとって、
お金以外の利益にどれだけ繋げられるか
を念頭に日々を過ごしてみましょう。

マネースクリプトだけではなく
色々な場面で役立つ知見だと確信します。

必要なお金は「使う」こと

無駄なお金は絶対に使わない！
と心に決めている方もまた、
マネースクリプトが歪んでいます。

節約は一見、
真面目で必要な
金持ちマネースクリプトに見えますが、
何事も極端は良くありません。

ここは
「やりたいことがあるからこそ
お金を稼ぐ」
という金持ちマネースクリプトに
変換すべきです。

人生で何を達成したいか？
などの意義を見据えていないと、
お金を稼ぐこと自体が目的となってしまい、
お金を稼いだ後の人生が失速してしまいます。
幸福になるためにお金を稼ぐはずが
お金に心を縛られてしまい、
お金を使うことができなくなってしまいます。

人生の目的や幸福が何かが
わからない状態なので、
もっと稼がないと幸福になれない
と歪んだままのマネースクリプトが
目的になってしまい、
不幸にまっしぐらです。
ワーカーホリックが辿る結果は
見るも無惨です。

「稼いだお金でどう生きたいのか」
を明確にしておくことは
貧乏マネースクリプトを
脱する手段でもあるわけです。

ここで一つ
PERMA理論等ものをご紹介します。

この理論は、
5つの言葉の頭文字をとったもので、
幸福を左右する5項目
を私たちに教えてくれます。

著者は、
これから先お金を稼ぐにあたって、
このPERMA理論
を意識してみることを勧めています。

P・・・Positive ポジティブ
　　　　ネガティブな出来事から、
　　　　ポジティブな側面を身出せるか
E・・・Engagement没入
　　　　没頭して取り組んめているか
R・・・Relationship良好な人間関係
　　　　周囲の人間関係は良好か
M・・・Meaning意義
　　　　人生に対する意義を見出しているか
A・・・Aoccomplshmennt達成
　　　　小さな仕事からでも、
　　　　成長や達成を感じられるか

の5つは幸福感を左右するものたちです。
覚えておいて損はないはずです。