結論:
せっかく思いついた素敵なコトも、
どうせ私なんかの思いつきだからと、
そのまま頭の中に放置していませんか?
それでは勿体無いから、
実現してしみませんか?
というお話。
はじめに:クリエイティブをもう一度手に入れよう!
創造力(クリエイティブ)。
それは芸術家や音楽家だけに
必要な言葉ではありません。
問題を前にした時、
その解決方法を見いだすのも、
クリエイティブだからこそ。
クリエイティブである事は、
人生を助けてくれるかも知れません。
自分の事をクリエイティブだと
自覚している人は、全体の
僅か25%だけだという
調査結果があるそうです。
それに対して、
創造力(クリエイティブ)は
才能では無く、皆持って生まれるものだ
と著者は述べています。
子供の頃に与えられたおもちゃ。
それを説明書通りに使った人は、
一体どれだけいるでしょう?笑
子供はおもちゃの使い方一つ、
遊び方一つとってもクリエイティブです。
大人になったら消えてしまうと考えるのは
とても惜しい事です。
全体の75%の人が、
その素晴らしい能力を
自覚せずに生きている事になります。
本書はクリエイティブさを
もう一度手に入れて、
頭の中にあるアイディアを
表に出すお手伝いをしてくれます。
クリエイティブさをどう使うかは
あなた次第。
まずは、このクリエイティブさを
手に入れませんか?
キーワードは
『創造力に対する自信(クリエイティブ•コンフィデンス)』。
管理人の学んだ、
クリエイティブさとは何か?
アウトプットします!
学んだ事:
失敗の恐怖を克服する:恐怖は克服できるという実験結果がある
本書内では、
心理学者アルバート・バンデューラ教授
が紹介されています。
バンデューラ教授は、
その人の上には
フロイトなど
神格的な4名の学者しかいない
とまで言われる
現代心理学界のレジェンドです。
バンデューラ教授は自身の論文内で、
「恐怖は克服できる」
と述べています。
人は
高所恐怖症、閉所恐怖症、爬虫類恐怖症
などの恐怖症を訓練次第では
克服でき、
以後はその恐怖症を
気にしないで人生を歩める様になる。
教授はこれを実証してしまいました。
具体的な方法に興味のある方は
本書や教授の本を読んでもらうとして、
私がもっと重要に感じたのは、
ほっとおけば
一生苦しむことになる恐怖症を、
人はやり方次第で克服できてしまう。
という「事実」です。
そして、
その事実を知ることができたこと。
クリエイティブでない人の中には、
「失敗を恐れている」
からクリエイティブになれない。
と言う人もいるそうです。
そもそも、
人は本来クリエイティブなのに、
失敗を嫌がって
行動を起こせないと言うなら、
その感情に対して
「恐怖症すら克服できる事実」
をぶつけて、
打ち消してしまえばいいと思います。
人はそんなに弱くないぞ。
とバンデューラ教授は教えてくれています。
まずはクリエイティブになることを
「自分で決意する」
これが第一歩だと感じました。
アイディアを思いつく:まずは当事者になろう
アイディアを思いつく能力は、
子供の頃を思い出せば、
誰しもが持っているモノだと
気づく事ができます。
ただしそれには、
『自覚』
が必要です。
自分はクリエイティブである。
と自覚する事や、
クリエイティブであろうとする決意
が必要です。
その決意を
確固たるものにする為には、
普段から何事にも
積極的である事が求めらる
と著者は述べています。
自分が傍観者であることは、
現場では「いない」のと同じです。
街中にゴミが落ちていたら、
誰かではなく自分で拾ってみる。
これができれば、
次は、ポイ捨てが多い場所を見つけたら
自治体に看板設置を進言
できる様になるかも知れません。
それができれば、
次には、ポイ捨てをさせない様なアイディア
を自ら思いつくかも知れません。
私が以前聞いた実話では、
ポイ捨てが多い場所に、
「自作の鳥居」
を設置することで
ポイ捨てをやめさせることができた。
と言う話がありますが、
このアイディアを、
外部の人間が思い付いたとは思えません。
きっと、
「解決をする」と決意した当事者が
閃いたアイディアなのではないでしょうか。
行動に起こして実現する:「雑」であるからこそ自由だ
行動の起こし方。
これが、本書で学びたかった、
本命の章です。
まずは動き出すことが、
何より重要であり、
計画するより行動せよ!
と著者は述べています。
アイザック・ニュートンの物理の法則でも、
静止している物体は、
「静止を続ける」し、
坂道を転がり始めたものは
坂が終わるまで「動き続ける」
とあります。
まずは行動を取ること。
それが自信に繋がっていく。
では、
重い腰を上げて、
積極的になるには
どうすれば良いのでしょか?
ポイントを3つに絞って
アウトプットします。
1:雑であれ
まずは完璧主義を捨てる事です。
絵が上手い人も、
絵が下手な人も、
ホワイトボードに絵を描いてみてよ。
とお願いすると嫌がる。
という心理実験結果があるそうです。
絵が下手な人は笑われるのが嫌。
絵が上手い人は、
ホワイトボードなんかに描いた絵で
自分の才能が判断されるのが嫌。
という理由です。
どちらも完璧主義が招いた事であり、
完璧を考えれば考えるほど、
行動は起こせなくなる。
という事も示しています。
まずは、雑でもいいから。
やってみる事が
なによりも大事です。
2:制限を味方に付ける
時間が無いなりに、
技術が無いなりに、
自分でできる事をできる範囲でする。
時間がないなら、
できる時間内で、
技術が無いなら、
今すぐに出来るプロトタイプを
たくさん作って、
その後に改良、改善していく。
これが正解の様です。
グダグダと計画を練るのでは無く、
スパッと行動に移してしまいましょう。
とりあえず『失敗作』を一つ作ってしまう。
これが肝要です。
陶器作りの人間行動観察実験では、
学生を二つの班に分けて、
陶器作りの授業を一ヵ月に渡り
受講させると言うものでした。
一つの班は、
講義や陶器作りの説明をじっくりと聴いて、
満を持して最後に一つの陶器を
作り上げる授業内容でした。
もう一つは、
陶器作りの論理はそこそこに、
兎にも角にも『毎日、作品を作る授業』を
受けました。
結果はご想像のとおり、
毎日作品を作り上げていく班の方が
圧倒的に多く、
評論家から高い評価を受ける作品を
作り上げました。
失敗作でもいいから、
とにかく走り出すことで、
何度も「やり直し」ができます。
初期で失敗が明確だからこそ、
どこが悪いのか一目でわかり、
やり直しの壁も低いです。
失敗への恐怖心も少なく済みます。
満を辞しての自信作が
もし「ダメ」だったら?
他人の評価を受ける気に
ならないかも知れません。
プロトタイプをたくさん作って、
たくさん失敗し、
たくさん改善し、
創造性に対する自信を
築きあげましょう。
3:一時間でプロトタイプ
プレゼンのために、
スマホアプリのプロトタイプを
作ろうとしたが時間が足らず、
どうしようと途方に暮れていた
エンジニアが取った作戦とは?
アプリ開発に勤しむ、とあるエンジニアは、
スマホゲームに登場する鳥のキャラクターに
どうしても「ダンス」をさせたかったそうです。
ただし、ダンスをさせるプログラムを
完成させる時間はありませんでした。
そこで、
大きな段ボールに
拡大したスマホのコピー画像を貼り付け、
画面の部分をハサミで切り取り、空洞にし、
その後ろで自分自身が「プログラミング」した
キャラクターを演じて、
やりたいことを身ぶり手ぶりで伝える。
という作戦を取りました。
プログラムが作れないなら、
アナログに伝えれば良い。
時間もプログラムほどかからず、
プレゼンは大成功したそうです。
これも立派なプロトタイプです。
形にとらわれずに、
自由な発想で、
試しに作ってみる。
紙でも、粘土でも、
厚紙を組み立てても、
木を使ってみるのも面白い。
アイディアが浮かんだら、
短い時間で、取り敢えずの
プロトタイプを作り、
そこから理想に近づけていく。
アイディアを一旦形にしてみる事が、
せっかくのアイディアを腐らせない、
『アイディア』なのです。
おわりに:
創造力に対する自信(クリエイティブコンフィデンス)を
手に入れるには、
結局は小さな成功の階段を
登っていくことが近道です。
ステップを小さくすることで
失敗する恐怖を克服しやすくして、
行動力を上げ、
時には作り上げてしまう。
そして、その小さな一歩を自信に繋げて、
自分の内面・マインドセットを
クリエイティブに変えてしまうのがゴールです。
本書では、
クリエイティブさを発揮する際には
エンドユーザーを意識すること。
とあります。
誰かの体験をプロデュースする。
これが創造力に力を与えてくれます。
なんだったら
自分の人生をプロデュース
してみるのも面白い。とも書かれています。
創造力を発揮して、
生活の中の体験を、
少しだけ快適にプロデュースしてみては
いかがでしょうか?
大樋町
読書もいいけど、「聞く」のもおつなもの👇👇👇
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