第185回【書評】その「決断」がすべてを解決するから学ぶ【現代に必要な決断とは?】

読んだ本

はじめに:

もっと幸福に、
もっと金持ちに、
もっと効率的に、
もっと愛し、
もっと愛され
もっと速く、
もっと綺麗に、
もっとかっこよく、
もっとたくさん、もっとたくさん。

世に溢れるポジティブとは、
本当に今の私たちに
必要なことなのでしょうか。

著者が指摘するのは、
もっと「たくさん」ではなく、
もっと「少なく」すること。
何もかもを欲しがるのではなく、
自分が本当に欲する何かを見つけて、
それに集中すること。

そのためには、
両手にいっぱいの「欲しいモノリスト」
を持っていたのでは上手くいきません。

自分のための選択をするためには
「決断」する必要がある。
と著者は言います。

本当に自分が気を揉むべき問題に気づき、
それに集中して気を使うために、
取るに足らないことは、
人生から「減らす」こと。
何を選択すべきかをクリアにすること。
そのお手伝いをしてくれるのが本書です。

何かを獲得するためではなく、
トラウマやネガティブを、
プラスのパワーに変える方法
を本書は教えてくれます。

世界で1000万部突破の
モンスター指南書から学んだことを
アウトプットします。

学んだこと:

運を味方につける「決断」方法

「責任」と「過失」を区別すること。
これも決断です。
この2つを区別する決断は、
運を味方につける方法でもあります。

過失とは、
自分と過去の出来事、
責任とは、
今現在と自分である。
とは著者の弁。
これはどういうことでしょうか。

過失は過去の出来事です。
過去に起こった事故や悲惨な現実
を指し、
自分ではどうしようもできない事柄です。

管理人も大きな病気をしたことがあります。
それは過失です。
自分ではどうしようもありません。

もらい事故で体が不自由になってしまった人、
伴侶をテロで亡くした人、
病気で子供を亡くした人。
自分ではどうしようもない過失は、
至るとこに存在します。

決して自分は悪くない。
そう言いたくもなります。
自分が同性愛者として生まれた時、
それを心の底から感謝できる人は
どれ位いるのでしょうか。

過失は過去ですので、
それを今更どうこう変えることはできず、
過失に対して、
「お前が悪い」
「その出来事が悪い」
とののしって生きるしかないように思えます。

しかし、
過失は過失として、
その過失にどう対処するかは、
現在の自分の「責任」です。

環境を言い訳にして生きるか、
人生のスパイスにして生きるかは
今の自分の「責任」にかかっています。

もらい事故で半身不随になったのは過失、
でもその後、
後遺症を言い訳に腐って生きるか、
事故を肥やしにして生きるか
を選択するのは自身の責任です。

自分の身に降りかかった不幸について、
人のせいにできるのは過失の分だけです。
今現在をどう生きるかは、
結局のところ自分の責任しだいです。

過失半分、責任半分。
を意識して今をどう生きるか?
を今一度考えてみる。

少し心に痛いですが、
言い訳の中で生きるより、
よほどまともな人生を歩める気がします。

まずはやってみるしか無い

結局は、
シンプルにやってみるしかない
が著者の答えです。

この課題に挑戦すれば幸福になれるか
を自分に聞いている間に
さっさと始めてしまうのが吉です。

幸福とは、
何かを達成した「結果」ではなく、
困難を乗り越えたり、成長したり、
何かを目指す
「過程」
の中で感じるモノだからです。

突然ですが
あなたが大切にする価値観
とは何ですか?

そう聞かれて、
すぐに答えられる人は
少ないかもしれません。

人間の脳は、
あやふやなモノ
を考えるのが極端に苦手で、
好きなタイプの異性の話は
詳細に答えられても、
恋と愛の違い
などのあやふやな問題の回答は
ピントきません。

ピンときていないからこそ、
この漠然とした概念の代表のように言われる
「自分の価値観」をはっきりさせること
は自分の人生にとても深い意味を
もたらしてくれます。

過程から幸福を感じる。
という考え方も、
漠然とあやふやに聞こえますが
ぜひここで腹に落として欲しいです。

人は、
よくなり始める直前が一番苦しい
のだそうです。

ドンブロスキという心理学者によると、
ドイツのホロコーストを生き抜いた人は
その苦痛の体験により、
より善良で、幸福になった。
と結論付けました。

苦しい体験こそが、
その人を変えたのです。

人が根本的に考え方を変えるのは
大抵の場合、
最悪の事態を潜り抜ける寸前
だと著者は説明します。

さらに著者は続けます。
今現在が上手くいっていない人は
「それでいい」と。
なぜなら、
今が好転する始まり
だからです。

何かを始める際には、
少しづつで良いそうです。
ただし、
「とにかく始める」こと。
それにつきます。

刺激がやる気を作るから行動する
のではなく、
行動から刺激を受け、
それがやる気に変わります。

しかも著者は、
「少しずつ」で良い。
とも言っています。

何かを乗り越えた先に
理想のユートピア
が待っているわけではありません。
乗り越える楽しみ
みたいなものを見つけられないと
人生は辛いものになるのかも知れません。

自分は間違っているかも?と考えてみる

これまで自分が生きてきた人生において、
これはゆずれない。
と確信を持った持論、
これは間違いない。
と心に刻んだ信念などを
誰しもが持っています。

自分は間違っていない。
と自分では思っていても、
果たしてその信念は正しいのでしょうか。
人の人生において、
推し量れる基準や、
正当な回答はどこにもありません。

ここでの著者の意見は、
自分は無知であると自覚し、
自分の信念にこだわることなく
生きていくこと。

特権意識は自分を弱くします。
自分は特別だ。
と勘違いしているから、
失敗を失敗と認めることができません。

面白い実験があります。
人の思い込みが
いかに当てにならないか
が如実に現れています。

とある実験室内には、
数個のボタンとライト
が設置されています。
被験者は中に入る前、
教授からこう聞かされます。

『中で何らかの行動を取ると
ランプが点灯します。
ランプ点灯させる事ができたら、
その度に報酬を支払います。』

被験者は、
まずはボタンを押してみます。
光るライトを横目に見ながら、
その法則性を見出し、
より多くの報酬を得ようとします。

ボタンに決まったパターンが無い
と気づいた被験者は、次は、
足の位置を変えてみたり、
ジャンプしてみたりと色々な動きで
ライトを付けようとします。
そして、
これだ!と判断した動きを、
時間目一杯まで繰り返したといいます。

前述の通り、
この実験の目的は、
規則性を見出せるか?
ではなく、
人の考えがいかに当てにならないか
を浮き彫りにしようというもの。
どんな行動を取ろうと、
ランプはランダムに点灯していたのです。

被験者は、
ランダムに点灯するライトを前に、
自分の動きをこそがパターンを見出している
と勘違いしていました。

そんなルールどこにもないのに、
自分で作り出した幻想のルールに従い、
被験者は報酬を出せ
とそれを周りに押し付けようとしたのです。

思い込みやこだわりが強いと、
真実を見抜けなくなることも多いのです。

一方で、
世の成功者たちは、
自分が特別であると感じている人は
少ないようです。

なぜなら、
自分が凡人であるが故に、
努力し、
失敗を認め、
失敗に対策し成長するからです。

かのイチロー選手も、
『何も努力せずに結果を残せる人が
天才だと言うなら、
私は天才ではありません。』
と断言。
自分を特別視しない、
特権意識を持たない事が、
いかに結果に響くかを物語っています。

自分が確信を持っている意見や考え方
であるほど疑ってみる。
他人は自分よりも博識だと意識して、
話を聞く。

自分の信念に疑いを持つのは
最も修得が難しいスキルのひとつだ。
と著者は言います。

いつだって自分が悪い
だなんて、
考えるだけで萎えてしまいそうです。

しかし、
その先には今までにない成長がある
とプラスして考えるなら、
これから実践できそうな気がします。

「自分が間違ってはいないか」
常に問いかけてみましょう。

おわりに:

今まで周りにあった常識は、
時代の変化と共に、
常識ではなくなってきています。

もっともっとと
せき立てる社会に対して、
「もうこれで充分だ」
と言える人はどれだけいるでしょうか。

つい最近まで人間の脳は、
200人から400人の群れの中で
自分と周りを比較
すればこと足りていました。

たかだか1万年で
人間の脳は進化することができません。
しかし現代の人間は、
テクノロジーの発達により、
70億人との比較
を余儀なくされました。

比較の対象が多すぎるため、
上には上がいるこの世の中で
何を持って「成功」なのか?
はもう分からなくなってしまいました。

足るを知る。
より多くではなくより少なく。
を実現するには、
「決断」が必要であり、
本書は
差し迫ったストレス社会に対する
カンフル剤になると確信します。

大樋町

管理人
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大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
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