はじめに:
私の趣味は読書で、
読む内容が物語や小説などから
実用書へと移り変わり、
数年の時間が経ちました。
今回アウトプットしたいのは、
たくさんの実用書を読んだからと言って、
そもそも楽をできるわけではないよな。
という考えに至った点です。
『そんなの当たり前じゃん!』
となりそうな内容ですが、
今回アウトプットする内容の中には、
ある種の悟りを促してくれた本の紹介もあります。
努力は嫌だからチョロくやり過ごそうと思っても中々うまくいかないもの。
本は、
必死に頑張るための頑張り先
を教えてくれるのであって、
頑張らなくてよくなる方法は、
教えてくれません。
効率の良い勉強方法を学んだからと言って、
勉強自体をサボれるはずがないのです。
そこがスピリチュアルとは決定的に
違うところかなと思います。
ただ楽しい気持ちでいれば、
良いものが引き寄せられてくる。と説く
引き寄せの法則では、
結果的に得たものは何もなかったです。
という事で今回は、
『勤勉であれ』
との考えを即してくれた本の内容を
改めて切り取ってアウトプットします。
考えてみた:
自信は要らないけど、、、→不安に向かって進まなくていいわけでは無い
自信がないは一流になれる。
とこの言葉を聞いた時、
自信の無いかたまりの様な私は、一瞬だけ
『ホント?チョロく成功できるかも?』
と浮ついた気持ちになりました。
自信が無い姿はいかにも頼りなく、
成功とはかけ離れたイメージです。
その状態のままでも成功できる。
と言われれば、これは楽だ。
と多少浮ついてもしょうがないです。
しかし実際には、
実力のない自信は邪魔になるだけから注意せよ。
と言う内容でした。
⇒過去記事も併せてどうぞ!
早速ですが、やはり、
何かをチョロまかせるほど、
世の中は甘くないのです。
自信が無い状態。それはイコール
『不安でいっぱい』という事です。
確かに避けたい状況ではあるものの、
不安だからこそ、その不安を解消せよ。
と心と脳が教えてくれているのです。
そこから逃げていては、ずっと不安のまま。
自信が無いのなら、自信が身につくまで、
勉強したり、身体を鍛えたり、
念入りに準備したりすべきなのです。
実力に裏付けされた自信。を求めるため、
自信の無さを道標にして、
足りない実力を補う。
一流の人は、
それができるからこそ一流なのです。
この本にはどこにも
さぼり方の記載
はありませんでした。
ブレても良いけど、、、→行動しなくていいわけではない。
一つの信念に絞って邁進する。
一度決めたら最後までやり遂げる。
かっこいいフレーズに聞こえるし、
リーダーに求められるのは、
ブレない一本筋の通った力強い目標や信念であるべきだと思っていました。
私には、
何かを何十年もやり遂げた経験はありません。
誰かに頼って生きてきたという節もあり、
世の成功者はブレている人が多いのだ。
と聞いて安堵したのを、覚えています。
次に紹介する本「RANGE(レンジ)」は、
考えや目標には『幅』を持つ事。
要するに
ブレ幅こそが人生をより豊かにする。
という考え方を主張するものでした。
→過去記事も併せてどうぞ!
本書には、
多数のスポーツ経験を経た後に
テニスに転向したフェデラー選手、
ミュージシャンから文筆家に転向した村上春樹氏、
人生で一番最初に絵を描く才能が無いと自覚し、
他職に携わっていたゴッホ。
など、
最終的に実力の発揮場所を見つけた者ほど、
色々な立場に身を置いていた。
との記述がされています。
一旦まわり道を経験したからこそ
自分の居場所が見つかったのです。
ブレブレの人生でバラ色に!
と、なんとも聞きごごちの良い
怠惰な私を惹きつけるフレーズですが、
ブレるためには、
当たり前ですが、最初の一歩を、
踏み出さなくて良いわけではありません。
胸を張って
『私、ブレました。』
と主張するためには
ブレる前の土俵に、
自分の身を置いていなければならないし、
更に、次に目指す環境に足を踏み入れる
度胸と行動力が求められます。
ブレてもいい。とは
裏を返せば
ブレる能力がある。ということです。
やはりここでも、
何かを楽に過ごしてやろう。
という考えはことごとく破られていまします。
物を買って幸福にはなれないけど、、、→働かなくていいわけではない
お金とは、それだけで幸せになれる。
というものではない様です。
物的な満足。
例えば家や車、欲しくてたまらなかったブランド品などを買えば、
その幸福度は計り知れないほど大きい。
と思われがちですが、
大枚を叩いて手に入れた物の満足度に
人は驚くほどすぐに慣れてしまうとか。
お金をあげる事をモチベーションに、
人に何かをさせようとしても上手くいかない。
などの調査結果もあり、
私たちは「お金さえあれば何でもできる」
と、
大きな期待を持ち過ぎなのかも知れません。
その一方で、
物理的な所有に人がすぐに慣れてしまうの対し、
お金の支払い先が
「経験」や「時間」
になると自体は一変します。
旅行をはじめ、
レジャーなどの経験を買った場合、
人の幸福度は大きく上がる。
と言われております。
家事の時短を助けてくれるアイテム、
ドラム式洗濯機やお掃除ロボット
などの購入は、
それらは物質的な物ですが、
車と違い、幸福度を随分と高めてくれます。
新しい時間を生んでくれるからです。
物は買った後に後悔することも多いです。
『他にももっといい物があったのではないか?』
と買ったからこそ後悔するとも言い換えられます。
反対に『経験』はやらなかった事に対して後悔してしまうと言います。
だからといって。
物を買って幸福にはなれなくても、
物を買わなくて良い事にはなりません。
当たり前です。
生きて行く為にはお金が必要です。
そればかりか、
お金は使い先さえ選べば、
幸福度を高める事ができます。
こちらで強引に結論付けると、
『お金で幸福になりたければ、
経験や時間を意識せよ。』
といったところでしょうか。
お金を稼がなくてよい。
と極論につなげる事は
やはりここでも不可能です。
おわりに:
実用書は私たちに、
努力の受け皿を教えてくれますが、
努力しなくていい方法は教えてくれません。
どの本を読んでも
最終最後は
『勤勉であれ』
と、まとめることができると思います。
身体を鍛えるている時に
誰かに言われました。
『虚しくならない?』
私なりの答えは、
虚しくはならないが
目標のない努力は続かない。
です。
勤勉であろうとする事。
読書はそこにも一役かってくれているのかも知れません。
大樋町
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