はじめに:
いくつになっても、
独りは寂しいものです。
人間は群れの動物ですので、
実家や地元の友人を想い、
いわゆる「ホームシック」になっても、
それは人として当然のことだと思います。
新しく彼女や友人を作ればいいじゃん。
とも言えるのですが、
人恋しくなる寂しさも去る事ながら
故郷を思い寂しくなる
という気持ちにも対処していきたいもの。
今回は、
一人暮らしも板について来たところで、
その生活をもっと向上させるため、
もしホームシックになったり、
孤独を感じてしまった時の対処法
について、
アウトプットしてみようと思います。
実践方式で、
一度試し上手くいった、
おすすめの方法ですのでお楽しみに。
私のホームシック対策:
そもそも孤独は必要なものと認識する
孤独は避けたいという感情は
誰しもあるものの、
「孤独」は自分を見つめ直すため、
必要不可欠なものだ。
と説くエビデンスもある様です。
確かに、
大家族の中で育った人や、
3人部屋の寮に住む学生などは、
よく
「独りの時間が欲しい」
と言っていたりします。
自分と向き合う時間は、
自己省察のためにも、
自分の考えをまとめるのにも、
自分だけの趣味に没頭するためにも、
実は必要なことなのです。
じゃあ何がダメかと言えば、
それは「疎外感」と呼ばれる感情です。
大勢の中にいるのに
独りを感じてしまったり、
事実ポツンと独りでいる。
こちらは、
ストレスフルな行動なので、
真っ先に解消せねばなりません。
古代、群れからはじき出されれば、
それはそのまま死を意味します。
本能はそれをまだしっかりと覚えています。
疎外感のストレスは凄まじく、
それを余儀なくされる毎日は、
「タバコ」を吸っている生活習慣と同じ
くらい体に悪いと言われています。
何か人の集まる場で疎外感を感じたら、
周りに溶け込む努力をするか、
それができない場合は
その場を立ち去った方が良いでしょう。
大事なのは、
孤独と疎外感をちゃんと区別し、
闇雲に恐れない事だと
管理人は思います。
孤独は必要だと腹に落ちれば、
自然とそれが怖くなくなりました。
独りごちる際に、
胸に去来する思いが、
その後の人生を調整する手掛かり
にもなるかもしれません。
本当に集中したい時は
独りでしか無理な気もしますし、
それより何より、
なんと言っても独りは楽です。笑
孤独を恐れるより、
孤独を味方につける方が
気が楽だし実際、吉なのです。マイナスしか無いと言います。
没頭する
寂しいという感情に始まり、
怒りや悲しみ、不安など、
ネガティブな感情は、
放っておくと心の底から
いくらでも湧き出てきます。
本来ネガティブ感情は、
恐れる必要のないもので、
生物が生きていく上では、
むしろ武器にもなり得るものです。
しかしながら、
必要ではない時にまで
でしゃばって出てくるので、
それはそれで対処が必要です。
そこでお勧めなのが
没頭できること
を持っておくこと。
集中を超える没頭。
いつの間にやら
時間が経っていた様な経験は
誰しもあるものですが、
この没頭できるものを
あらかじめ準備しておけば、
寂しさが去来した時に対処できます。
心を支配している感情を
没頭が追い払ってくれます。
没頭を
難しく考える必要はなく、
例えば、
テトリスなどのゲーム、
塗り絵などの創作系趣味、
ランニング、
などでも没頭に入れる様です。
人には
集中するために行動を起こす。
というより、
行動を起こすと集中する。
という特性もあるので、
手に取りやすい方法がお勧めです。
新天地を知る楽しみ
ホームを思い寂しくなるなら、
今いる場所を自分のホームに
変えてしまえば問題は解決です。
もし、
親が歳をとって面倒を見て欲しい
と言ってきた時、
実家に戻るのではなく、
呼び寄せられるくらいに、
今いる場所を好きになる。
今いる場所を第二の実家にするために、
その場所を知ることから始めてみると、
大概の寂しさは軽減される気がします。
好きなカフェを見つける。
床屋の店主と仲良くなる。
趣味の集まりに顔を出してみる。
など、
人との繋がりや好きな場所を増やす
のがポイントです。
ウォーキングですれちがう人に、
会釈をするだけでも気が晴れたりします。
お祭りや観光など、
その地域でしかできないことに
参加するのも面白いです。
職場に3人の友人を作ると、
給料への満足度は2倍に、
幸福度は3倍になる。
という心理実験効果があります。
もし今いる場所が不満なら、
友人を3人作ることを目標にすると
自体は好転することでしょう。
たまには連絡する
それでもまだ
寂しさが解消されないなら、
最後の手段はやっぱり
故郷に触れること
です。
直接実家に帰るのもありだし、
声を聞くだけ、
メールで返信をもらえるだけでも
気持ちは落ち着くものです。
極論ですが、
私は独りじゃない。
と気づける何かがあれば、
さほど孤独も恐くないよな。
というのが個人的な結論です。
なんだったら、
母ゆずりの手料理を
作って食べたりするだけでも
寂しさは遠のいていきます。
「繋がり」は色々な方法で
感じることができます。
実家や地元はドラクエで言う教会
※分からない方はすいません。
のようなもので、
傷付いたらそこへ帰れば良いだけです。
心やHPが回復したら、
また冒険に出かける。
たまに帰るからこそ、
地元や実家を「楽しめる」
という事もあります。
この章で紹介したいのは
「スイッチ実験」と
呼ばれる心理実験です。
騒音の響く教室で
集中力しないと解けない問題を
学生に解かせます。
(アナグラムの単語を元に戻すというもの)
問題の回答が正確でないと
実験参加報酬はもらえません。
騒音で集中力を掻き乱された
A班の学生の中には
途中で投げ出したり、
怒って出ていった人もいたそうです。
しかし、
あらかじめスイッチを渡され
「これを押せば騒音は止まります」
と説明を受けた上で、
なるべくスイッチを押さないで
問題をクリアできるかの実験だ。
と聞いたB班の学生は、
先のA班より多くの学生が報酬をゲットしました。
なにより実験が終わってみると、
スイッチを押した学生は
「一人もいなかった」
というのは驚きの事実です。
要は、
最後の手段はその人を強くする
とも取れるわけです。
実家は最後の手段に取っておく。
と意識すれば寂しさも遠のくことでしょう。
おわりに:
実家や地元はいいものです。
いつだって心の支えです。
かと言って、
親や親友だけを頼るのも、
人生の幅を縮めてしまうかも知れません。
独り立ちにシック過ぎるのも
および腰を招きがち。
自立は自分を強くしてくれるし、
人脈や経験の幅も広げてくれます。
寂しさとも地元とも、
うまく付き合いながら、
一人暮らしを楽しみましょう。
大樋町
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