第160回【コラム記事】あえて使う交際費の最高の使い方【これだけは言いたくなかった】

HOW TO

はじめに:

私にとって、
無駄なお金の途い先として最たるものは、
交際費でした。

子供の頃から、
口を酸っぱくして、
無駄使いはやめなさい。
と言われ続け、
それを実践し、
確たる信念として継続して来ました。

行く必要性を全く感じない
アフター5の飲み会。
新人歓迎会、
社員旅行に忘年会。
どれも毛嫌いし、
実際参加にはほどとおい、
付き合いの悪い人間でした。

どうせ交際、交友するなら、
自分が好きな人、
自分と気の合う人、
一緒にいて楽しい人たちと
付き合って行けば良いのだとの信念は
覆ることはないと思っていました。

今回のテーマは
「シンク・アゲイン」。

「とはいえ、もう一回考え直してみようよ!」
という観点で、
自分の行動が変わったもの。
をアウトプットしてみようと思います。

人生において、一番最近
自分の考え方を改めた
ことはいつのことでしょうか?
改める事なんて、私の人生にはない。
そう断言できる人は、
この世にどれほどいるのでしょうか。
自分の考えに、
過度に固執してはいないでしょうか。
そこに一石を投じる。
シンクアゲイン(再思考)は、
かの
「アダム・グラント教授」
が書いた本の題名であもあります。

あえて、
嫌悪していた事をやってみると、
楽しかったり、ためになった。
と存外な結果に驚いたりします。

今回は、私が最近考えを改め、
お金を費やす価値があるよな。
と驚いた事をアウトプットし、
シンクアゲインの、
手助けができればと思います。

あえて使う交際費:

スポーツに使う

学生時代、
聞くも嫌悪した言葉。
それが「スポーツ」です。

学生時代当時、
運動部はモテました。笑

学校ヒエラルキーの頂点は
常に運動部で、
その人気をほしいままにしていました。
女子にモテたいとの思いは、
男子高校生にとっての全てだ。
と言って過言ではありません。
ですので、
もちろん私も挑戦はしたのです。

しかし、
とにかく不器用な私は、
球技は全く受け付けませんでした。
サッカーのドリブル、
バスケのシュート、
野球のスウィング。
どれもできません。
陸上が速いかと言われれば
そうでもない。
全くの運動音痴です。
もちろん、
体を動かすことから遠ざかって、
何十年以上が過ぎようとしていました。

「よし、もう一回だけやってみよう」
と腰を上げたのはかれこれ3年前です。

散歩くらいはできるだろう。
と半分冗談半分本気で、
ウォーキングをスポーツだと言い張り
近所を歩き始め、
軽くストレッチも始めました。

その内、
腕立てや腹筋にも手をだし、
3年も経つと、
友人から「ジム、通っているの?」
と聞かれるくらいには
体が締まってきたようです。

こうなってくると、
あれだけ辟易していた、
スポーツなるものにも
目が向くようになり、
今では色々と手をだしています。

最近では「ボルダリング」に
ハマっており、
冬はスキー、夏は海で海水浴と、
(海はスポーツではない⁉︎)
レジャーにも積極的に
行くようになりました。

トライアンドエラー精神を使って、
相性の良いスポーツを
選ぶ段階ではあるものの、
この充実感はかけがいのないものです。
資金を投入することに、
後ろめたさがない事にも驚いています。

ゲームを買ったり、
ネットで衝動買いをしそうな時とは
まるで違います。

人は物を買っても、
その存在にすぐ慣れてしまうので、
高級車であっても、
高級時計であっても、
もっともっとと要求は膨れ上がるので、
人は物で満足することはないと言います。
そこにきて、
体験への資金投入は、
人生において、
正しいお金の使い道だとされています。
スポーツは体験の最たるもの。
考え直して後悔はありません。

同僚との食事

呑み会も極力避けて来ました。
経費の中でも大きな出費につながるし、
そもそも出費の大小に関係なく、
楽しくないことに
お金は使いたくありません。

特に嫌だったのは、
上司とのアフターファイブです。
上司から
「呑みに聞こうよ」
と誘われるだけならまだしも、
「他にも何人か誘っておいてよ」
と指示されるのは、
仕事をするよりも
苦痛だったのを覚えています。
誰だってプライベートな時間まで
上司と居たくはないはず。
同僚からも嫌な態度を取られるのは
輪をかけて
呑み会から私を遠ざけて行きました。

経験とは面白いもので、
毛嫌いしていたことでも、
終わってみると楽しかった。
なんて事も稀に起こります。

無理矢理参加した呑み会に
満足してしまった自分がいる。
その事実がある限り、
私も考えを改めざるを
得ませんでした。

それもそのはずです。
人間は自分の幸福を予想し難い存在
であるそうです。
これさえやれば自分は幸福だ。
と思うことを実行しても、
結果はその通りでないことがあります。

お腹いっぱい食べれば幸せ。
だと思ってやってみても、
残るのは罪悪感だったりします。
海外旅行に行けば、
さぞ楽しいように見えますが、
食の違いに苦しんだり、
天気が悪かったりして、
最悪の旅行である可能性もあります。

とりあえず行ってみよう。
だと何から何まで、
イベントには参加するはめになりますので、
呑み会の参加を聞かれた時は、
「とりあえず行かないはやめる」
をモットーに参加するか否かを
決めるようになりました。

ひょっとしたら、
楽しいかもしれないし、
ためになる話をしたり、
聞いたりできるかもしれない。

いつも同じメンバーでつるむと、
そこには成長がないとも言われます。
本当に自分を変化させる言葉は、
「ゆるい関係」の中にこそ存在します。

たまには呑み会に参加するのも、
悪くない選択です。

旅行

「とにかく面倒くさい」
が口癖の私ですから、
旅行に行くなんて、
考えただけでも恐ろしいかったです。

かつては留学をしていた私ですが、
それは学生時代で
時間があったからこそできた事です。

いわゆる社会人と成り果ててからは、
ここ数十年、
旅行という行事から離れていました。
GWや年末などの連休に入ると、
やることの中心は
もっぱらリラックスやのんびり。
それはそれで、
満足のいく過ごし方ではあったものの、
振り返ってみると、
思い出があまりに少ないな。
と気づきました。

旅行なんて楽しい事なんだから、
ほって置いても人は旅行に行くだろう。
と私も思ってはいのですが、
人間は「怠惰性」を
重視してしまう生き物なので、
インドア派にとって、
一旦「行かなくていい」と判断された旅行を、
もう一度人生に取り戻す事は、
大変なことだったのです。

最初の一歩が中々踏み出せず、
せっかくの連休も何度か見過ごし、
友人の誘いに乗ったことで、
やっとこさ重い腰を上げました。

その小旅行は、
隣の県という大した旅程でも
ありませんでしたが、
それはそれで楽しかったです。
部屋にいてまったりと過ごす毎日とは
比べるべくもなく、
ワクワク感はリアルで、
外に出ている自分に酔えるのも
また心地よかったです。

ちょっとずつ旅の距離を
自分の部屋から遠ざけていき、
出かける頻度も多くなりました。
今では箔付きの旅行に出かけるのも
苦ではなくなってきました。

旅行はいいものです。
旅の恥はかき捨て
ではないですが、
そこには「自由」を体感する何か
があります。
毎日の生活に煮詰まっている人は
思い切って外に出てみると、
新たな視点に気づけるかもしれません。

落ち込むと、
「中に中に」入っていきがちですが、
あえてそこで「外に目を向ける」ことは、
気持ちを前に向ける手助けをしてくれます。

地元の観光地でも学べる事がある。
は発見でした。
これも、
交際費をあえて使おう
と決めた結果だと思います。

おわりに:

あえてお金を「使ってみる」。
払うのには抵抗があった事でも、
いざやってみると、
人生の幅を広げてくれるものに
出会う事だってるはずです。

シンク・アゲイン。
凝り固まった考えを
あえて自分から変えてみる。

無駄なものには
お金は払いたくありませんが、
だからといって、
かけがえのない物に
出会えるチャンスをなくしたくない。

ダメだったら元に戻すだけ。
今までと違ったことをする上で、
お金を利用するのも
一つの手段なんだな。
との考えに至った大樋町でした。

大樋町

大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw
目指せ実用書知識のウィキペディア!(暴言)

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