結論
EQは心の知能指数。
自分や相手の心の動きを理解して、
管理することのできる人の方が
成功をおさめやすい上、
遺伝子由来のIQや個性と違い、
EQは訓練次第で伸ばすことができるよ。
と言うお話。
はじめに
EQを高めることで、
自分を認識して
自分を管理する。
更に、
他人を理解して
人間関係を管理する。
これらを実現するために
感情を味方につけるための
66のテクニック
が本書にはずらりと並んでいます。
EQを高めるとどうなるのか?
人生の成功への影響はあるのか?
著者は簡単に答えるとしても
「ものすごく影響する。」
と述べています。
本書のスゴイところは、
推薦者が
あのダライラマさんであることも
挙げられます。
自分自身と他者の心の動きに気づき
それを理解する力「EQ」。
更にその気づきを使って
自分や他者を上手にマネジメントする力。
自分なりに学んだことをアウトプットしていきます!
学んだ事
EQを学ぶための4つのスキル
EQを学ぶ上で最初に覚えるべきは、
EQの4つの分類されたスキル概念です。
即ち、
- 自己認識力
- 自己管理力
- 社会認識力
- 人間関係管理力
の4つのです。
本来は、
本書に付属のEQ測定テスト
を受けて、
4つのスキルの内、
一番値が低いものから
改善して行くのが良いようです。
本ブログでは、
特に際立って面白そうで、
ブログ管理人が取り入れた訓練方法を
それぞれ紹介したいと思います。
自分を認識する力を鍛える
自分の気持ちを理解する力です。
一体私は
何に対して、
どう思い、何を感じているのか?
これらに気づく力を伸ばすテクニックです。
人の脳は、
その構造上、
感情を先に感じた後、
理性が働くように出来ています。
なので、
どんな感情を感じているか?
を理解することは、
その後の
管理すること
の土台となります。
自己認識力とは、いわば、
自分を管理するための
土台力
と言えます。
テクニック1:感情を良いか悪いかで見ない
人生には良いこと半分、悪いこと半分。
とは言いますが、
物事を良いと悪いのどちらかに
決めつけてしまうこと自体をやめる。
これが、
自分を認識するための練習になります。
いわゆる
感情の「ラベリング」
を避ける様にします。
イケてるかイケてないか。
ヤバいかヤバくないか。
など、極端な二択で
感情のラベリングを続けてしまうと、
自分の感情に気づきにくくなってしまう
と述べられています。
自分の身に起こっていることを
ありのままに見る。
良いか悪いではなく、
その感情が何を自分に教えてくれているか?
を見てみましょう。
テクニック2:鷹の目で自分を見る
鳥は何十メートルも上空から
獲物を狙い打ちできるそうです。
地上を這う動物は、
ひょっとしたら
目の前の事しか
見えていないのかも知れません。
私たちも、
日々の感情に
流される事なく、
その感情を空から
眺めて見ましょう。
自分の感覚を切り離して、
客観的に自分を見てみる。
その比喩として
鷹が使われている分けです。
例えば、
大衆の面前で
嫌な上司に叱り付けられた。
そんな時は、
自分が鷹になって
まるで遠くの上空から
自分を見下ろすところを
想像してみましょう。
怒りや悲しみと向き合い易くなります。
自分で自分を見る。
とは、なんとも不思議な表現ですが、
客観的に自分を見る。
というテクニックは
認知行動療法
にも使われるほど有効との事です。
テクニック3:感情日記をつける
自己認識で一番
難易度が高いのが
「客観性」
です。
1日の終わりにその日を振り返り、
どんな事があって、
何を感じたかを
日記をに付けていくと、
マメにつければつけるほど、
それが自分を知るための参考書になります。
一年前のあなたは
何に頭を悩ませていましたか?
自分は
どんなことが耐えられないのか?
どんなことを解決してきたのか?
記録を残さないと、
記憶に残らないこともあります。
記憶に残らないことの方が
大事かも知れません。
1ヶ月も感情日記をつけると
自分の傾向が自覚しやすくなります。
こんな小さなことに悩んでいたのか
と自分の強さに気づいたり、
解決能力に驚くかも知れません。
自分を管理する力を鍛える
自己管理力は、
自分で気づいた認識を土台として、
自分の言動を自らで選ぶ能力
です。
これができる様になれば、
まず自分が障害にならずに済みます。
加えて、
周囲をイラつかせることも
少なくなります。
EQが高い人は総じて
周囲から好意を持たれることが多く、
それは自己管理がちゃんとできている
ことが大きく関係しています。
自分の言動を自分で決める練習は
以下のとおりです。
テクニック1:正しく呼吸する
「あ。今、自分の呼吸が浅くなっているな」
と自分で気づいたことはありますか?
脳は呼吸で取り入れた酸素の
実に20%を使用する
と言われており、
当然、
この呼吸をしっかりと正しく
してあげる事で、
脳は正常に作動してくれます。
呼吸が浅いと
人は容易に集中力を欠き、
落ち着きをなくし、
不安まで抱き易くなってしまいます。
ストレスに晒される時には
真っ先に呼吸に注目して
深く深呼吸してみましょう。
ポイントは
胸よりお腹が出るように
腹式的空気を取り込むこと。
ネガティブな感情を
抱いてしまった時にも
正しい呼吸が
理性を保ってくれるでしょう。
シンプルながら
強力なテクニックです。
管理人のおすすめ習得方法があります。
ストレスや恐怖をを感じた時だけ
呼吸に注目するのは
相当、難易度が高かったため、
常日頃から、
いつ何時でも
呼吸に注目するを習慣化
することで、
いざ深い呼吸が必要な時に、
深呼吸することができる様になります。
テクニック2:毎日、問題解決の時間を作る
最近、決断した事で、
納得のいくものはありますか?
慌ただしい毎日の中で、
判断しない方がいいタイミングで
何かを決めていませんか?
練られた良い決断は
時間をかけるしかない。
と著者は述べています。
もし、
最近の決断に
納得がいっていないなら、
次の決断までに、
1日に15分
決断のための時間を
取ってみませんか?
パソコンを閉じて、
スマホは片付けて。
じっくりと
決断の為に
時間を割いてみましょう。
他者を認識する力を鍛える
社会認識力は、
他者について知り理解する力、
他者の感情を読み取り理解する力です。
自分、自分ではなく、
他者に目線を向けて見ること。
それを通して
他者の感情理解することは
人間関係の改善は元より、
企業利益にまで影響があると
著者は言います、
テクニックをアウトプットします。
テクニック1:今に集中する
スマホをいじりながら、
他者を理解することは
不可能です。
話し手が目の前にいる時は
その人に全力を出すべきです。
人は自分が1番の生き物です。
だからこそ。
一度くらいは
相手100%で話を聞いてみては
どうでしょう?
全力で耳を傾ける経験を
一度でもすれば、
普段どれだけ
相手の事に興味を抱いていないかに
気付けます。
その気づきが、
今後の認識力の向上を助けてくれます。
テクニック2:傾聴の練習をする
テクニック1と似た技術ですが、
大事なことと思えたので、
あえてダメ押しで選びました。
他者への認識力向上の練習に選んだ
2番目のテクニックは
『傾聴』です。
相手の話に全力で
耳を傾けて見ましょう。
不思議なもので、
話をよく聞く傾聴上手な人は
『話し上手』な人だ
と判断されるそうなので
2度お得です。
傾聴は「集中力」が必要です。
忙しい毎日の中で、
他人の話を聞くことだけに
人はどれだけ集中することが
できているでしょうか?
思いのほか難しいことです。
ただ話を聞くのではなく、
相手の
声のトーンや
会話の速さ、
声の大きさ、
体の動き、
などにも注目してみましょう。
普段は声の小さい人の声が
いつもより大きいのなら、
あなたとの会話を
楽しんでいるのかも知れません。
何か特別な意味を
読み取れるかも知れません。
聞くことこそ
社会認識力の極意です。
人間関係を管理する力を鍛える
良好な人間を構築するためには
時間も努力もノウハウも必要です。
当たり前だと思っている人間関係でも
努力は必要です。
人間関係を良好に保つ力は
後天的に身につけることができ、
それこそが
EQを鍛えることに他ならない
と著者は述べています。
人間関係は
相手がいないと気づくことはできません。
ということは、
片側は必ず自分、
その関係の責任も
半分は自分にあります。
そのことを自覚するだけでも
人間関係管理力は向上します。
更に、効果的な練習方法をアウトプットします。
テクニック1:気にかけていることを行動で示す
仕事が忙しく、
職場から帰宅すると、
食事をしてシャワーを浴びて寝るだけの日々。
ここ数ヶ月、休みもない。
そんな日々の間に、
ストレスは最高潮に達して
もう無理だと思った時、
私のデスク上に置いてあった、
「がんばろうね」と一言書かれた
付箋付きのキットカットが私を救ってくれました。
同僚の仕業ですが、
これだけのことでも、
とても心が落ち着きました。
イライラがすっとおさまり、
気持ちも冷静になり、
「あぁ、大変なのは自分だけじゃないのね」
と悟り、
「もう一息、がんばろう」
と煩雑な毎日を乗り越えることができました。
ほんの少しの気持ちを
相手に伝えるだけでも、
とても大きな影響を与えることが
できるのかも知れません。
その裏には、
「私はあなたを見ていますよ。」
という意思が伝わるからだと思います。
特別なことは必要ないと思います。
今日から、ちょっとした
気遣いをパートナーや
同僚にしてみましょう。
テクニック2:怒る時は意図的に
「正しい人に、正しい程度、
正しい時に、正しい目的で、
正しい方法で怒るのは難しい。」
とアリストテレスは言いました。
怒りは感じて当然の感情です。
それを心の内で我慢してしまうのは
そのまま褒められることでもないはず。
ただ、
怒りをそのまま
ストレートに外にだしてしまうのも
人間関係のことを考えるなら
ベストではないです。
怒りをコントロールするのは
至難の業だと著者も言っています。
鍛えるチャンスはそう毎日あるわけでは
ないからです。
これからは、
もし怒りを感じたら、
人間関係力を鍛える
願ってもないチャンスだ。
と思うことで、
怒りをコントロール
しやすくなるかも知れません。
人を上手に叱れる人は
どこか頼りがいもあって
人間的に優れている様に見えるもの。
怒りを上手に利用しましょう。
おわりに
EQは、鍛える事ができる。
人は一人では生きていけません。
人間関係に対応できれば、
人生をイージーゲーム化
できることは明白です。
かのウォーレンバフェットも
お金ばかりに気を取られず、
コミュニケーション力を学ぶ事の重要さ
を説いています。
何より、
人間関係が良好であればあるほど、
毎日はどんどん健やかになっていきます。
EQ2.0を通して、
ぜひとも自分にとって
良好な環境を整えてください!
大樋町
読書もいいけど、「聞く」のもおつなもの👇👇👇
ブログ村のアイコン押下で、管理人のやる気がアップする仕様ですw
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