第320回:甥っ子・姪っ子に思う育児について
はじめに
最近読んだ本に、
『人を伸ばす力』
という一冊があります。
この本では、
- 指示や命令で動かすこと
- 注意や叱責で行動させること
よりも、
本人の自立性を尊重すること
の大切さが語られていました。
自立性を重んじられた人は、
- 勉強
- 仕事
- 健康管理
- 苦手なことへの挑戦
などを、自ら進んで行う傾向があります。
私には子どもはいません。
しかし兄弟姉妹の子どもたち、つまり甥っ子や姪っ子とは年中顔を合わせています。
時には親抜きで一緒に過ごすこともあります。
そんな時に思うのです。
親ではなくても、大人は子どもにとっての見本です。
自分の子どもでなくても、教育や成長に関わる場面は今後も必ずあるでしょう。
「他人の子だから関係ない」
ではなく、
子どもと関わる大人として何ができるのか。
今回はそんな私なりの育児観についてアウトプットしてみたいと思います。
🧒 私にとっての育児とは
子どもだって人生のパートナー
子どもの成長にとって、
大人や社会がどのように接するかは非常に重要です。
子どもは最初から自分の価値観を持っているわけではありません。
親や周囲の大人との関わりを通して、
少しずつ
- 考え方
- 行動
- 人間性
を形成していきます。
教育の現場では、
指示や命令によって相手を動かすことを
「統制」
と呼びます。
統制によって勉強させられた子どもは、一時的に成績が上がることがあります。
宿題や予習復習を強制されれば、当然ながら勉強時間は増えるからです。
しかし、
「嫌だと思うけれど、一緒に頑張ってみない?」
と子どもの気持ちに寄り添いながら自立性を促された子どもは、
単にテストの点数だけでなく、
学ぶ力そのもの
が育つそうです。
📚 親も一緒に学ぶ姿勢を見せる
「宿題やったの?」
と声をかけるだけでは十分ではありません。
子どもは大人の背中を見ています。
例えば、
お父さんも勉強するから、一緒にやらない?
そんな一言の方が、子どもは前向きに受け止めやすいのではないでしょうか。
もっと遊びたい気持ちは大人だって同じです。
だからこそ、
命令ではなく共感から始める。
これが大切なのだと思います。
🚫 統制的であってはダメ
命令は短期的な成果しか生まない
重要なので繰り返します。
子どもの教育において、
- 指示
- 命令
- 注意
- 叱責
だけで成長を促そうとしてはいけません。
統制されると、
子どもはストレスや窮屈さを感じます。
確かにテストの点数は上がるかもしれません。
しかし、
本質的な理解が伴わないため、
時間が経つと忘れてしまうことも少なくありません。
一方で、
自立性を尊重されながら学んだ子どもは、
学習内容を長く記憶し、
さらにその意味や本質まで理解しやすいと言われています。
🌱 「早くやりなさい!」より「一緒にやろう」
誰かを成長させたいなら、
まず相手が自ら立ち上がる環境を作ること。
それが大切です。
早くやりなさい!
ではなく、
一緒にやろうよ
と誘ってみる。
たったそれだけでも、受け取り方は大きく変わります。
子どもが面倒くさいと思う気持ちを理解しながら、
自立を支援する。
それが本当の意味での教育なのかもしれません。
💪 子どもに見る「積極性」の大切さ
誰かが助けてくれるのを待つのではなく、
自分で状況を変えようとする力も重要です。
世の中には、
- 貧困
- 家庭不和
- いじめ
- 差別
など、厳しい環境の中で育つ子どももいます。
しかし、その中から困難を乗り越える人もいます。
では、その違いは何なのでしょうか。
🌟 過酷な環境を乗り越える子どもたちに共通すること
私なりに学んだ理論から考えると、
共通しているのは
「自分で選ぶ力を失わなかったこと」
です。
どんな環境であっても、
自分の人生は自分で決める
という感覚を持ち続けられた子どもは強い。
反対に、
- どうせ無理だ
- 全部周りのせいだ
という考えに支配されると、
成長は難しくなります。
🤝 「一人でも支えてくれる大人」の存在
自己決定理論では、
関係性
も重要な要素です。
それは親である必要はありません。
- 教師
- コーチ
- 親戚
- 地域の大人
誰でもいいのです。
自分を信じてくれる大人が一人いるだけで、
子どもの人生は大きく変わることがあります。
🎯 小さな成功体験の積み重ね
有能感は、
褒められたから生まれるのではありません。
「自分でできた」
という経験から生まれます。
だからこそ、
- 勉強
- スポーツ
- 趣味
何でも構いません。
昨日の自分より少し前進できた。
その経験を積み重ねることが大切なのです。
🌈 人は「自分で選んだ時」に最も伸びる
『人を伸ばす力』を読んで感じたのは、
人は管理されて伸びるのではなく、
自分で選び、
自分で成長していると感じた時に最も伸びる
ということでした。
これは子どもだけではありません。
大人にも当てはまる話だと思います。
教育とは、
誰かを思い通りに動かすことではなく、
その人の中にある成長する力を引き出すことなのかもしれません。
おわりに
「教育」について語るには、
私はまだまだ勉強不足です。
それでも文章にしてみることで、
改めてその難しさと奥深さを感じました。
親として日々子どもと向き合っている方々には、
尊敬の念を抱かずにはいられません。
今後の人生で、
私自身が親になる機会があるかどうかは分かりません。
ですが、その時が来たなら、
きっとこの記事を読み返すでしょう。
教育とは難しく、厄介で、
それでもとても尊いものですね。
大樋町

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