第236回:スキューバダイビングしてみた

HOW TO

はじめに:

ここ数回の記事の中で
私が最近出会った趣味として
スキューバーダイビングと出会い、
そのライセンスを取得中である
旨の内容を記載してきました。

今回は、
仕事人間であった私が
やっと出会った心頭できる趣味、
スキューバーダイビング ※以後はスキューバと記載
について、
その醍醐味ややりがいなど
をアウトプットして
なぜそんなにも魅力があるのか
を知ってもらい、
あわよくば潜水仲間を増やそうという記事です。

ただの管理人の趣味を
徒然と書くだけではあるものの
人は好きをアウトプットする時は
意外にも真剣で全力で取り掛かるもの。

寡黙な人間が、
趣味のジャンルについて聞いた途端
雄弁になるのはよくある話です。

今回は、
誰もが知っているが、
ほとんどの人がやったことのない、
しかもテレビなどでよく見るため、
やった気になってしまっている人
に届けたい。
スキューバの魅力アレコレです。

スキューバでしかできないここが楽しい3選

深海で呼吸しよう

スキューバの醍醐味は、
なんといっても
水中で呼吸すること
では無いでしょうか。
そしてそれによる
圧倒的非日常
を味わう事です。

水中呼吸は自力では無理です。
シュノーケリングは
近いことができますが、
「深海に潜る」ことを加味するなら、
シュノーケリングは
呼吸しながら水上に漂っているに過ぎず、
「水中での呼吸」とは言えません。

その点スキューバは、
水の中で息が出来るわけですから、
漂うだけでなく、
息がができない状態では
絶対に行くことのできない場所
にも「潜る」ことができます。

そして何より、
水中での呼吸という体験自体が
とても興味深いことです。
普段ではやらないことに挑戦するので、
私は最初のうち、
脳はいい意味で興奮しました。
一番最初に潜った時は、
感動を通り越して、
「アハ体験」といっても過言ではなく、
世の中にはこんな世界があるのか
と一発で虜になってしまいました。

スキューバーは、
普段とは明らかに違うことをするので
最初は不安や恐怖心があります。
スキーに挑戦した時も、
スキー板を履いて、
動きにくい状態のまま
山頂に登った時は恐怖しかありませんでした。
その時の感覚に似ています。

もし深海で溺れたらどうなるのか。
ゴーグルに水が入ってきて
深海で視界が真っ暗になったら
どれほど恐ろしいだろうか。
サメは襲ってこないか。笑
などなど、
潜る直前になればなるほど
頭がフル回転して、
恐怖心は大きくなりましたが、
しかしその恐怖心は
海の中にほんのちょっと潜ると
あっという間に無くなりました。

最初のダイブを南の海にしたのが
功を奏したのか、
海の中はまさにファンタジーで、
海の中の世界に目を奪われ、
恐怖心はあっという間に無くなりました。

呼吸は、当たり前ですが、
放っておいても、
勝手に続けてくれるものなので、
他のものに気が取られれば、
問題なくすぐに慣れることができます。

深海で息が出来なくなったらどうしよう。
空気と一緒に水が大量に口に入ったら
どうすれば良いのか。
など、初心者が考える不安は
後を断ちませんが、
慣れてしまえば、
そこが水中と言うだけで、
口呼吸自体は難しくも何ともありません。
新しい技術を覚える事すら必要なく、
普段どおりに呼吸はできます。

ただし、注意点もあります。
興奮して浅い呼吸をすると、
シリンダー※内の空気の減りが
※ダイバーが背中にかずいているタンク
早くなってしまうので、
ゆっくりと深く呼吸した方が良い
とされています。

恐怖心を克服した先にある興奮は、
体験した人でないと分かりません。
これも含めてぜひ体験してみて欲しいです。

宇宙を漂う様に

ダイバーは
海の中を泳ぐというより、
宇宙を漂うように浮く
と表現した方が正確な気がします。

しかもこの「漂う方法」が独特で、
珊瑚の損傷を防ぐため、
海底に足がつかないように
しかし、深海にとどまれる様、
浮かぶこともしない。
海の中空を漂うダイバーを見ると
まるで宇宙飛行士の様に見えます。
この技術を「トリム」と言います。
トリムが上手い人は、
うねりのある海でも
まるでピタッと止まっている様に見えます。

このトリム技術も
スキューバの醍醐味の一つです。
宇宙遊泳に例えられることが多いですが
宇宙服はもっと動きにくいだろうし
宇宙は周りを見ても、
生命自体が皆無でしょうから、
ひょっとするとそこは
静寂過ぎる世界
なのかも知れません。
その点、海の中は、
音こそあまりしないものの、
生命に満ち満ちています。
目にする情報の量は
海に軍配があるかも知れません。

無重力に漂いながら、
海の景色をのんびり眺める。
自分の好きなように、
浮いたり沈んだりを繰り返し、
海の生物と優しく触れ合ってみる。
これも地上ではできない体験です。

トリムはウェイトとBCD※があって、
※ダイバーが使う浮き輪付きのベストのような装備
初めて実施することができる技術です。
普段、海に泳ぎに行って
素潜りする時とはまるで感覚も違い、
トリム技術や慣れも必要ではありますが、
できてしまうと、
宇宙に来ている様な体験
をすることができます。
海水に透明度が無い時でも
ダイブはトリムするでも楽しいのです。

ファインディングニモの世界

魚って好奇心旺盛!

人間が潜水し、
深海で「海の当事者」になってしまうと
魚は寄って来たりします。

釣りや素潜り、夏祭りの金魚すくい等では
魚は逃げる
が一般的な考えですから、
餌付けもされていない魚たちが
「寄ってくる」
という概念にはまぁ驚きました。

深海でトリムに苦労していると
その周りを魚がぐるぐると泳ぎまわり、
まるでからかわれているようで
でもそれが可愛くて
思わず手を止めてしまいました。

手で触ろうとすると
スルッと逃げてはいくものの
※流石に触られるのは嫌みたいです笑
またひるがえって帰ってくる姿も
犬が遊びを誘っているみたいで
とても愛らしいです。
魚に愛おしさを感じるなど、
これも深海でしか
味わえないのではないでしょうか。

初心者の頃は
サメに襲われるのではないか
と心配になっていましたが、
実は、ダイブ中にサメに出会えるのは
とてもラッキーなことなのです。
ウミガメですら、
場所によっては遭遇率90%と
言われているスクーバの世界でも
サメは非常にレアな存在です。

そもそもサメが人を傷つけるのは
漁の最中にであったり、
自分を守る時がほとんどです。
他の魚の血に誘われて寄ってきたサメは、
餌を求めているのであって、
人間を襲ってやろうとは思っていないそうです。
映画の世界のイメージが強いだけで、
スクーバ中にサメに襲われること自体が
非常に稀なことです。

ことさらにサメの前で
目立つ行動をしたりしなければ
サメは何事もなく去っていきます。

それどころか、
ダイブ中のサメとの遭遇は
後々自慢できるレベルでレアなことです。
危険な思いをしてサメを見なくても
水族館でいいじゃないか
と思ったことがありますが、
自分が海の「当事者」になって
同じ土俵でサメを見る場合と、
水槽の外から見るのとでは、
その存在感は流石に違うのではないか。
と思います。
※私はまだ遭遇したことがありません。汗

兎にも角にも。
私にとって
海の中はまだまだ未知の世界です。
インストラクター曰く、
同じ場所で潜るでも、
季節により、
究極は時間によっても
海の景色は変わる。
ということです。

私もイカの大群のホバリングを見た時は
また見てみたいな。とも思いましたが、
当然ながら、
毎回絶対に見られるものでもありません。
貴重な体験を見逃さないよう、
毎回のダイブは全力投球です。

静かだけど、
パワフルで情報に満ち満ちた世界を
一度味わって欲しいです。

おわりに:

スポーツに興味がなくても
この試合だけは見た方がいいよ。
いくら出不精でも、
一生の内、ディズニーランドぐらいは
行っといた方がいいよ。
などなど。

経験者は語るではないですが、
これだけはしといた方がいいのでは?
と思うことはあります。
私にとってスキューバがそれです。
海のレジャーはたくさんありますが、
スキューバーは別格です。

自己成長が望めて、
高齢でも挑戦でき、
健康的かつ活動的で、
胸を張って履歴書に記載でき、
何より楽しい非日常を体験できる。
スキューバには
語りきれない魅力があり、
それは体験しないと分からないものです。

趣味としておすすめできるだけでなく、
食わず嫌いをせずにやって欲しいこと
ナンバーワンのレジャーでもあります。

やろうと思えば、
午前中だけでダイブすることも出来ます。
旅行先でダイブするチャンスがあれば、
是非是非やってみて欲しいです。

大樋町

大樋町

初めまして。
大樋町と申します。
「おおひまち」と読みます。
北陸地方住む、アラフォーの読書愛好家です。
日頃は通訳などを生業としております。
良い本は心の友。
私の友人たち(愛読書)から学んだことをアウトプットする場としてブログを書いております。
毎週、月曜日にブログを更新中。(少ないw)
ありがたい事に、
読者様が増えてきたから身を引き締めねばw
目指せ実用書知識のウィキペディア!(暴言)

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