第57回【書評】幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけないを読んで【あなたもACTしてみる?】

読んだ本
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本概要

本記事(この本)に辿りついたあなたなら、
あなたの人生が良くなる可能性が高いです。
本文から抜粋

幸せってなに?
こんなに欲しているのに、
なぜ幸せにはなれないのか?
やり方が間違っているのでは?
ヒトは本来、何を求めるべきなの?

スピリチュアルでなければ
取り扱うことがない様に思える

「幸せ」って何?

の答えを、
あくまで科学的に追っていきます。

幸せを求めるばかりに
ヒトが陥ってしまう幸せの罠に気づき、
本当にあるべき幸せの
追い求め方正しい方法
が本書にはありました。

数時間でうつ病患者を治療した
ともされる心理療法
「ACT(アクセプタンスコミットメントセラピー)」
を学び、より良い人生を得る
武器を手に入れましょう。

学び

幸せの「 四つの罠」

幸せに対する誤った知識
これを最初から浮き彫りにすることで、
後に紹介するテクニックが
更に効果的なります。

この本の題名の一部でもありますが、
なぜ「幸せになろうとしてはいけない」のか?

それを知るため。
まずは4つの罠について見てみます。

漠然と「幸せ」に対して抱いていた概念は
ただの神話だった様です。

第一の神話:人類にとって常に幸せでいることは自然なことだ


ある種残念な事実でもありますが、
誰しも常に幸せであり、
幸せであることは自然なことだ
と考えるのは誤りでした。

現実を見てみると、
成人10人に1人が臨床的うつ
5人に1人がうつ病を患っています。
自分も何かを解決さえすれば
常に幸せが自然な状態になれる
と考えるのは間違いです。
幸せとは稀な存在であることを
認めなければなりません。
皆が感じている幸せを
自分だけが感じていないのだ
と考えると、
事態は更に悪化してしまいます。

第二の神話:幸せでないのは自分に欠陥があるからだ


第一の神話に繋がってる概念とも言えます。
常に幸せではないのは
自分が欠陥品であるからだ
と言う考えもまた間違いです。
常に幸せでないことはむしろ自然な状態です。
欠陥部分はありません。
ない欠陥を治すことはできません。

第三の神話:ネガティブな感情は取り除かなければならない


幸せとは、
嬉しい、楽しい、気持ちいい等、
ポジティブな感情で頭や心が一杯な状態である。
つまり
「良い気分」
でいることが幸せの正体。
としてしまうと、
ネガティブな感情は排除して、
ポジティブな感情だけで心を満たせ!
ネガティブな感情はまったくの不要だ!
と考えていまいがちですが
はたしてそうでしょうか?

ネガティブとポジティブは
セットで感情です。
パートナーと結婚すれば、
幸せな毎日だけ
やってくるわけではありません。
仕事のプロジェクトでは、
不安や大変さを乗り越えたからこそ
充実感を得られるというものです。

ネガティブというだけで
不必要だと判断するのは早計です。

過去記事をどうぞ≫「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」

第四の神話:ネガティブな感情は自分でコントロールできて当たり前


感情をコントロールするのは
できない分けではないが、
至難の技です。

石器時代に
外敵や不安定な環境で
生き抜くために、
ヒトは(というより生物は)
ネガティブでなければ生き残れませんでした。

群れのリーダーが楽観的で、
濁った水を「まぁ大丈夫だろう」と飲んでいたのでは
群れはすぐに全滅です。
ネガティブな感情でもって、
この先の草むらには虎が潜んでいるかもしれない
水を飲んでいる最中に、
ワニに襲われる可能性があるかもしれない
と何事にも慎重に対応した種
忠実にネガティブ思考を実践した種
だけが現代まで生き残りました。

よって、
人間の思考や感情は、
自分の命を「守る」ため、
常に頭に溢れ出てくるものであり、
ネガティブなもの
ポジティブなものより多いのです。

古代より備わった
生きるためのシステムを
安易にコントロールできると考えるのも
流石に無理だと分かります。

ACT:脱フュージョン


思考の罠・神話を理解したら、
そこに陥らないよう
テクニックを身に付けましょう。
実際に心理療法の現場で使用され
確たる効果も確認されている方法です。

ヒトの頭の中には、
溢れ出る
思考、感情、イメージ
で一杯です。
悪いことに、
それらは悪い思考、感情、イメージ
です。
先に述べた通り、
人類は
その溢れ出る悪いイメージの「おかげ」
生き延びてきました。
なので、悪いイメージを
止めること
はとても難しいのです。

だったら、
アクセプタンス(受容)
してしまおう。
というのが、
ACTのスタンスです。

本ブログでは、
管理人が今なお実践して、
効果の程を享受している。
ACTのテクニックの中でも
本書ではで真っ先に記載してある。
『脱フュージョン』
についてやり方をご紹介します。

脱フュージョンのやり方:思考・イメージ・感情の区別


脱フュージョンのやり方
と言いながら、
まずは『頭の中に浮かんでくるもの』
区別できるようにします。

レモンを思い浮かべて下さい。
表面はレモン独特の凸凹が有り
先端は緩やかな突起になっていることと思います。
形を認識したら、次は
レモンを真ん中で切り分けます。
果汁がたっぷりです。
(どうやら新鮮なレモンの様です)
最後にそれのレモンを
思い切り絞って、
果汁を口の中に流し入れましょう。

今頭に浮かんできたものを区別すると、
思考
イメージ
感情
に分ける事ができます。
この3種に区別する考え方
が一つのポイントで、
とても重要です。

レモンの形や匂いを感じたなら
それがイメージです。

レモンを目の当たりにしたり、
果汁を口に含んで
酸っぱいと感じたなら
それが感情です。

レモンを目の当たりにして
『なんだか酸っぱそうなレモンだな』
と頭に浮かんだ『言葉』
これが思考と呼ばれているものです。

脱フュージョンのやり方:思考へのアプローチ


脱フュージョンは
この『思考』に対して実行します。

もし、次にネガティブな思考が
湧き出てくる機会に出くわしたら、
(無尽蔵に湧き出てくるものですから、
おそらく出会すまでに時間はかからないでしょう)
フュージョンしてはいけません。
思考と現実は
全くとは言いませんが
往々にして違うものです。

「なんて俺はダメなやつなんだ」
という思考と「現実のあなた」
違います。

管理人である私には
確認のしようもありませんが、
現実のあなたは
ダメなやつどころか
周りからは尊敬されている存在かもしれません、
家族から愛されている存在であり、
現実に社会で認められている立場にあるかもしれません。

ネガティブ思考が
ダメなやつだと
思わせ様としているだけです。
思考は
ただの言葉
であると理解しなければなりません。

そこで、
私はなんてずる賢いやつなんだ
私はなんて嫌な奴なんだ
私は怠け者でしょうがない奴だ
などと思考が湧いてきたら、

私は今、「自分がなんてずる賢いやつなんだ」と思考している。
私は今、「自分がなんて嫌な奴なんだ」と思考している。
私は今、「自分が怠け者でしょうがない奴だ」と思考している。

と客観的に自分の思考を
「見つめ直す」
様にして下さい。

ここでのポイントは、
湧き出たネガティブ思考に対する
アプローチとして

排除するでもなく
隅に追いやるのでもなく
無理にポジティブに捉え直すでもなく、

客観的に
言葉を変えて
見つめ直すだけ。
という点です。
※このテクニックのミソもミソ、大ミソの部分です。

あくまで
アクセプタンス(許容)
します。

また、
違うアプローチの方法では、
湧き出たネガティブな思考に対し、
ハッピーバースデーなどの曲に合わせて
歌にしてしてしまう。
というものものあります。
もちろん曲は何でも結構です。

もっと面白いのは、
自分が滑稽だと思っている
アニメやドラマのキャラクターの声
で、湧き出たネガティブ思考を
言い替えてみる。
というものもとても効果がありました。

管理人は
合わせ技で、
(カウボーイビバップのエドの声)
でアテレコした後、
適当に作曲して
「オレはなんてダメなやつなんだ〜」
と頭の中で歌う様にしています。

不思議と
思考と現実が
フュージョンしにくくなります。

湧き出たネガティブ感情は
かつては、
生きていく上で必須だった感情です。
その感情を思い起こしてくれたことに
「感謝する」
というのも、
非常にこの脱フュージョンの助けになります。

自分を卑下するネガティブさんが浮かんだら
「ありがとう、でも今は必要ないよ」
と「感謝」でネガティブさんを包んでみましょう。
ここでも、
無理に頭から排除しよう
としてはいけません。
受容することこそが目的です。

繰り返し行うとことで、
だんだんと自然にできる様になる
と著者は言っています。

管理人は、まだ
アニメの声と歌
を利用しないと脱フュージョンできませんが、
慣れてくれば、
ネガティブ感情が芽生えたら
自然と脱フュージョンしている
という段階まで
技術を向上させることができます。

おわりに

やり方自体は
とてもシンプルで
簡単だと思います。

それでも、
管理人が実践してみたところ、
効果のほどは確かにありました。

やり方はシンプルですが
取り扱うのはネガティブな感情
な分けですから、
決して「簡単」ではないです。

それでもさすがは、
不安やうつ、依存症や、
統合失調症にまで効果がある
と言われる
実践向けのテクニック。

排除やポジティブに置き換える、
遠ざけるのではなく、
許容
すること。
と意識するのが
新鮮で重要な事だと
理解することができました。

ネガティブに対して

  • 私は今「・・・」と思考している。と、一旦距離を置く
  • 歌にする
  • アニメのキャラで言い替える
  • 感謝する

と、変わったテクニックをご紹介しました。

これらは「思考」に対してアプローチするもので、
まだまだ入り口段階です。

ACTには、
まだ
「イメージ」「感情」へのアプローチ方法
などの他、
拡張や、接触
といった
ネガティブな感情・意識
に対するテクニックが満載です。

知識の一気の詰め込みは、
おすすめしてはいないのですが、
脱フュージョン以外のテクニックも
知りたい方は
本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

今回の本

【名称】幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない
マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門
【著者】ラス・ハリス著 岩下慶一訳
【価格】1,870円
【発行】筑摩書房

管理人
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大樋町

 初めまして。大樋町と申します。「おおひまち」と読みます。
 私は、北陸地方住みのアラフォー社会人男性、読書愛好家です。
 実用書、小説問わず、子供の頃から本が好きで、私の人生、その傍らには常に本がありました。
 ずぼらで陰キャな私ですから、学生時代にいじめにもあったし、大人になってからもストレス性の病気で入院。なんてこともありました。
 そんな時でも、私を救ってくれたのが、実用書からの知識や、壮大なストーリーの小説達でした。
 ただ本を読むより、ちゃんと内容を理解して、それを生かすためにアウトプットする。
 そして、それをブログにアップすれば、そのまま情報共有できるじゃないか。との思いでこのブログを始めました。
 もっと言うと、こんなずぼらで陰キャな私でも、少なくてもブログをスタートし、新しい分野に一歩を踏み出せました。これも、本から学んだことがきっかけであり、その思いを共有できたらとの思いもあります。
 何の実績もない私ですが、ゆっくりコツコツと、自己成長を習慣化してきました。
 そして、これからも一歩一歩自己成長していきたい。できれば読者の皆様と。
 懇切丁寧を心がけてブログを運営していく所存です。
 皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

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